元々は鉢植えのコウモリラン(プラティケリウム・ビフルカツム)を板付けにしてみましたので、使った道具と作業手順を紹介します。
①準備(用意するもの)
①コウモリラン本体
②湿らせた水苔
③板
④てぐす(釣り糸)
⑤電動ドリル
⑥板固定クリップ
⑦物差し
⑧マジック
⑨園芸ワイヤー
⑩針金
②作業開始
板に以下の穴あけ。穴あけの位置は物差しで計りマジックで記し付け。この作業はテーブルに板をクリップで固定すると作業がし易いです。
①壁掛け時のフックを付ける穴(板上部)
②メンテナンスホール(板中央のデカい穴)
③ビカクシダ固定用の穴
④通気用の穴
③水苔配置(第一陣)
水苔を配置します。なおビカクシダの貯水葉は水苔に沿って形付く気がするので、将来の貯水葉の形をイメージして水苔を配置しました。この段階でテグスを巻いて水苔を固定するものアリですね。
④ビカクシダ固定(板)
鉢植え時代の土や水苔、ベラボン?などを落としたビカクシダを配置し、固定用の穴に園芸ワイヤーなど頑丈な紐で固定します。
なお、ワイヤーは成長点より下で固定します。
あと成長点が損傷すると別の成長点は出来ないようなので、成長点の損傷は御法度です。モンステラとかは別に成長点が出来るのですが、ビカクシダはそうはいかないようです。
しかし、ビカクシダの凄さは別にあります。それは根を大部分カットしても死なない(自己責任ですが、これと別品種のビーチーは鉢植時代は根詰まりする程大量の根でしたが板付する際9割カットしても、板付後に胞子葉が出てきましたので成長してます)可能性大ですね。
⑤ビカクシダ本固定
テグスで水苔とビカクシダを板に固定します。仮固定で不足を感じた箇所への水苔補充などして板にテグスをグルグル巻きに固定します。貯水葉の上にテグスを通してもよいです。最初はテグスが気になる気がしますが、そのうち新しい貯水葉がテグスを覆い隠してくれます。
あとは壁掛け用のフックも針金など頑丈なものを取り付けます。
この作業も板とテーブルをクリップで固定して行うとテグスをグルグル巻きし易いです。
これで完了間近です。
⑥最後の締め
ネームプレートに名前を書き、板と水苔の隙間に差し、壁に掛けて完了です。
ネームプレートと言えば、ビカクシダは専門店やユーチューバーさんはよく英語で記載していますので、私もそれがビカクシダ文化と思い踏襲しましたが、私は生まれも育ちも日本国なので、ビカクシダ・ビフルカツムの表記も併記しました。