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紅笹は、洋名をクラッスラ・クルトラタという南アフリカ原産の多肉植物です。楕円形の緑色の葉先がほんのり赤くなっているのが特徴で、まるで笹の葉の葉先に紅を差したような愛らしい姿から『紅笹』と呼ばれています。今回は紅笹の育て方についてご紹介していきます。
紅笹は、風通しが良く直射日光の当たらない明るい日陰で、雨がかからない場所に置いてください。室内なら、レースのカーテン越しに日が当たるくらいの窓辺がベストな環境です。
紅笹の成長期にあたる4月から10月までの間は、土が乾いたらたっぷりの水を与えてください。12月から2月の休眠期間中は根腐れを起こしやすいので、水やりは控え、乾燥気味なくらいで管理します。
紅笹にはこれといって肥料は必要ありません。大きく育てたいときなどは、市販の液体肥料を少量のみ休眠期以外に与えます。
紅笹を育てるときは、園芸用品店やホームセンターなどで市販されている多肉植物用培養土を用いましょう。
紅笹の植え替えは、1〜2年に1回行いましょう。植え替え時期としては、3〜6月が適しています。
紅笹の増やし方には、「挿し木」、「葉挿し」、「株分け」の3種類の方法があります。
挿し木は切り取った枝を用土に挿して増やします。葉挿しは葉を用土に挿して増やします。春と秋にのみできる方法です。株分けは、植え替えのときに取り分けられそうな株を選び、他の鉢に植えることで株を増やします。
紅笹は室内で育てるのにも向いています。風通しがよい明るい窓辺などに置くと良いでしょう。ただし、直射日光と水の与え過ぎには要注意です。
葉に黒い点が現れるカビの一種で、高温多湿や日照不足が原因といわれています。対処法としては、殺菌効果のある薬剤を散布するのが有効です。
鉢の中に根が詰まった状態や水を与え過ぎたときなどに発病します。対処法としては、余分な根や傷んだ根を取り除き、根を少し乾燥させてから新しい用土に植え替えます。
様々な植物に寄生する一般的な害虫で、枝、茎、葉など一度取り付いた場所に留まり続け、植物の養分を奪います。歯ブラシなどでこそげ取り、薬剤を散布して対処しましょう。
ネジラミは線虫の一種で、植物の根に寄生する害虫です。笹の根に寄生してコブをつくり、新根の発生を阻害します。植え替えのときには根に白い虫がついていないか、コブ状の根はないか、よく確認しましょう。もし見つけたら、全て取り去ってください。
おしゃれな鉢に植えたり、ほかの多肉植物と寄せ植えにしたりと、インテリアとしても楽しめることから、女性を中心に広く人気があります。
育て方はそれほど難しくないので、今まで植物を育てたことのない方もぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
※トップ画像はあおい32さん@GreenSnap
GreenSnap編集部