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バイオエンシスの育て方|季節別の適した置き場所とは?

  • トウダイグサ科
  • ユーフォルビア属

バイオエンシスは、トウダイクサ科のユーフォルビア属に分類される多肉植物です。トゲもしっかり生えており、一見サボテンのように見えますが、サボテンの仲間ではありません。今回は、そんなバイオエンシスの育て方について紹介します。

バイオエンシスの日当たり

バイオエンシスはケニアを原産地としていることもあり、日当たりを好みます。そのため耐暑性にも強いので、基本的に直射日光に当てても問題ありません。1年中日当たりの良い場所で育てていきます。

ただし、真夏の直射日光は避けるようにしましょう。真夏はやや明るめの半日陰の場所で置いてあげてください。

バイオエンシスの置き場所

春頃はまだ肌寒い時期でもあるので、バイオエンシスを日当たりの良い室内で管理し、肌に温もりを感じ始める5月ごろより、屋外に出して、風通しと日当たりの良い場所で管理してあげましょう。

また、夏の湿気を嫌うので、バイオエンシスを屋外に出している間は、雨が当たらない場所に置いてあげましょう。気温の下がる秋頃の気温が5度に近づくころになったら、室内に切り替えて管理するようにしましょう。

あとは、全体的に、水はけと風通しの良い場所に置いてあげましょう。

バイオエンシスの水やり

夏の水やり

バイオエンシスは夏型の多肉植物ということもあり、暑さにも乾燥にも強いです。そのため、水やりは控えめで、乾燥気味に育てることを意識しましょう。

ただし、春から秋にかけてのバイオエンシスの生育期には、土が乾いたときを目安に、水を与えるようにしてください。水のやりすぎは根腐れの原因となるので、十分に注意してください。

1日1回必ず水を与えるということではなく、土の乾燥具合で水やりをするように心がけます。

冬の水やり

冬場の水やりは、基本的に控えるようにしてくだい。バイオエンシスは夏型の多肉植物で、成長期でない冬は水をほとんど吸収しません。

そのため、夏と同様の水やりをしていては水やりのしすぎとなり、土のなかに水が大量に残り、簡単に根腐れを起こし、枯れてしまいます。

バイオエンシスの肥料・追肥

バイオエンシスの肥料に関しては、生育期に与えてあげるのが良いです。生育期である4月〜9月にかけて、効き目がゆっくりである緩効性の置き肥を、1回か2回程度与えてあげるだけで十分です。

また、夏型のユーフォルビアに言える肥料の与え方ですが、5月〜8月にかけて薄めの液体肥料を1ヶ月に1度の頻度で与えるようにする方法もあります。

バイオエンシスの用土

バイオエンシスを育てるときは、水はけの良い土を選んでください。配合用土をつくる場合も、水はけを考えながら配合すると良いでしょう。

市販の用土を使いたい場合は、多肉植物用やサボテン用、観葉植物用の用土を使用しても問題なく育てることができます。

バイオエンシスの植え付け・植え替え

バイオエンシスの植え付けと植え替え時期に関しては、5月〜6月の間で行うのが適期です。

また、バイオエンシスの植え替えは、1年に1回はしっかりとしてあげましょう。用土は1年ほど使うと養分もほとんどなくなり、水はけも非常に悪くなるので、植え替えのたびにしっかりと新しい用土に替えます。

また、バイオエンシスは多湿を嫌うので、1年に1度用土をリセットしてあげることは、ずっと元気に育てるのには、非常に大切な作業です。

また、植え付け、植え替え時の作業をするうえで、枝に傷を付けないように注意しましょう。ユーフォルビアの植物は、切り口から白い樹液を出します。

もし傷つけたり、切り落とした場合は、傷口、切り口から出ている樹液をきれいに洗い流してから植えるようにしてください。樹液が出た状態で作業を進めると菌などが入り、病気になって枯れる恐れもあります。

バイオエンシスの増やし方(株分け)

バイオエンシスの増やし方は、「株分け」では一般的です。株分けはおもっている以上に簡単なので、是非試してみてください。

株分けでは、根本にある子株を切り取ってください。トウダイクサ科ユーフォルビア属の植物に見られる特徴として、枝などを切り取ると切り口から白い樹液がしみ出てくるというものがあります。

バイオエンシスも同様で切り取ると切り口から白い樹液が出てきます。そのため、その樹液をきれいに洗い流し、きれいにした状態で、新しい土に挿してあげるようにしてください。そうするだけで、簡単に株分けして増やしていくことができます。

バイオエンシスの育て方で注意すべき病気・害虫

バイオエンシスにつく害虫には、カイガラムシとアブラムシがいます。

これらの害虫は、非常に小さく(アブラムシ:0.5mm〜3mm、カイガラムシ:2mm〜10mm)、しっかりみないと見つけることができません。また、見つけたとしても動いていないので、一見、害が無いように感じます。

しかし、これらの害虫は吸汁(きゅうじゅう)、つまり、葉や茎から養分などを吸い取っているので、植物にダメージを与えています。もし放置したままでいると、気づいた頃には、枯れてしまうなんてこともあります。

また吸汁されることで病気などの原因にも繋がります。そのため、害虫を見つけた場合はすぐに駆除するようにしましょう。最近では、害虫が付く前に防除するためにスプレーなども販売されています。

害虫の発生はバイオエンシスの生育の発達にも影響を及ぼすので、しっかり対策するようにしてください。

バイオエンシスの管理温度

バイオエンシスは春から秋にかけて生育期を迎える植物です。そのため、管理温度については、原産地がケニアということもあり、暑さには耐性があるので、特に気にする必要はありません。

バイオエンシスが多年草のため、複数年育てることができます。

しかし、夏型であるバイオエンシスの耐寒性は、特に強くはないので、冬場は最低でも5度ほどに保ってあげることで冬を越すことができます。日本では、温かい地域でない限り冬場は5度以下に下回る日があるかと思います。

そのため、基本的に秋頃から外の気温が5度を目安に、屋外から日当たりのよい室内で育てるようにしてください。

バイオエンシスの種類・品種

バイオエンシスは、トウダイクサ科のユーフォルビア属に分類される植物です。このトウダイクサ科ユーフォルビア属に分類される植物は2000種類以上も存在するとされています。

そんなバイオエンシスの仲間には、ポインセチアやハナキリン、ユーフォルビア・ホワイトゴースト、ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト、白雪姫、ユーフォルビア・マハラジャ、ユーフォルビア・オベサ、ユーフォルビア・ブラックバード、ユーフォルビア・オンコクラータ、コニシキソウなどが挙げられます。

ポインセチアに関しては、バイオエンシスの仲間には一見わからない可憐な花と葉をもっています。

一方、ハナキリンやユーフォルビア・マハラジャ、ユーフォルビア・オベサ、ユーフォルビア・オンコクラータなどはバイオエンシスと同様にサボテンのような見た目を持っています。

しかし、それぞれ形や花、大きさなどが全然違うので、それぞれが独特な魅力を持っています。

コニシキソウに関しては、日本で自生していて、実は日本人にとっては身近なユーフォルビアです。

バイオエンシスの花

バイオエンシスは、黄色の小ぶりの花をたくさん咲かせます。

花はトゲとトゲとの間を敷き詰めるように規則正しく咲くので、満開になると一見とうもろこしのような見た目をしており、他の植物ではなかなか見ることのできないユニークな花の咲き方をします。

バイオエンシスの花の形はよく見ると五輪咲きをしているようにみえ、単体でみると非常に可愛らしい姿をしています。このような花の咲き方は、トウダイクサ科の植物に見れれる特徴で、杯状花序というものです。

杯状花序とは、雄花と雌花が退化したことで、変形しできたもので、1つの雌花に対して、複数の雄花がコップ状の2枚の苞葉によって抱かれるようにしてついています。そのため、一見単体の花に見える花も実は複数の花で形成されています。

バイオエンシスの花言葉

バイオエンシスが分類されているトウダイクサ科ユーフォルビア属の全般の花言葉には、「ひかえめ」、[地味」、「明るく照らして」などがあります。

これらの花言葉の由来は、トウダイクサ科ユーフォルビア属の総称であるユーフォルビアの和名がトウダイクサが灯台から由来していることから生じたとされています。

バイオエンシスを育ててみよう!

今回は、バイオエンシスの育て方について紹介しました。

バイオエンシスは一見サボテンのように見える植物です。また、サボテンと同様に多肉植物であるということもあり、育て方は比較的世話のかからない植物です。

多年草のため複数年育て続けることができるので、長期間育てたい人にはおすすめの植物です。

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バイオエンシスの基本情報

ジャンル
多肉植物
形態
多年草
学名
Euphorbia baioensis
別名
バイオエンシス
原産地
ケニア

バイオエンシスの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
普通
耐暑性
やや強い
耐陰性

時期

水やり
4月 、5月、6月、7月、8月、9月、10月
植え付け・植え替え
5月 、6月
肥料
4月 、5月、6月、7月、8月、9月、10月

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