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オーストラリア原産のレモンティーツリーは、爽やかな柑橘系のよい香りが楽しめる植物です。葉には殺菌力があり、虫除けにも役立つといわれています。今回は、そんなレモンティーツリーの育て方についてご紹介します。
レモンティーツリーは、日光が十分に当たる場所で栽培するとよく育ちます。
寒さに少し弱いので、地植えにする場合は、北風が吹きつける場所は避けて植えましょう。霜に当たると葉が傷んでしまうでしまうので、注意が必要です。
レモンティーツリーを育てている土の表面が乾燥していたら、たっぷりと水やりをしてください。レモンティーツリーは水切れに弱い性質ですので、土の乾きが早い夏場は特に気をつけましょう。水分不足になると、葉が落ちることもあります。
レモンティーツリーの生育期には、2ヶ月に1回、緩効性肥料を株元に施肥します。
レモンティーツリーを育てるときは、水はけのよい土を用いましょう。
地植えにする場合、植える場所が水はけの悪い土壌であったら、腐葉土などの有機物と、通気性や排水性に優れたパーライトを混ぜ込むと水はけのよい土に改良できます。
鉢植えの場合は赤玉土小粒と腐葉土、パーライト(または軽石)を6:3:1の割合で混ぜ合わせた配合土がよいでしょう。配合土を作るのが手間な場合は、市販の草花用培養土でも大丈夫です。
レモンティーツリーの植え付け時期は、3月下旬〜6月上旬ごろが適期です。
地植えの場合は、根鉢がすっぽり入るぐらいの大きさの穴をほり、そこに苗を置いて植えましょう。鉢植えの場合は、ポット苗の1回り大きい鉢に植えます。地植え、鉢植えともに植え付けたあとは、たっぷりと水やりをしてください。
鉢植えにおいては、2年に1回植え替えをして、根づまりを防ぎましょう。植え替えは4月〜5月ごろが適期です。1回り大きな鉢に植え替えてください。
レモンティーツリーの増やし方は「挿し木」が一般的です。
挿し木は4月、もしくは9月に行うのが適しています。茎の先端を8cm程度切り、切り口付近の葉を落として用土に挿します。そして、土が乾かないよう水やりをしながら日陰で管理し、発根したら庭や鉢に植え替えてください。
レモンティーツリーの生育は旺盛で、枝もよく伸びるので、花が咲き終わった5月〜7月ごろには剪定をして、樹形を整えましょう。夏に花芽がつくられますが、夏以降に剪定をすると花芽が落ち、翌年に花がつかなくなるので気をつけてください。
レモンティーツリーは病害虫による被害は少ないほうですが、ジメジメとした環境下で、カイガラムシがつくことあります。カイガラムシは幹や枝、葉などに寄生して吸汁し生育を阻害する害虫です。
カイガラムシの成虫は、硬い殻のようなものに覆われていることから、薬剤を散布しても効果があまり現れないこともあるので、歯ブラシなどでこそげ落として駆除するとよいでしょう。もし大量発生した場合は、カイガラムシ専用の薬剤を使って退治することをおすすめします。
レモンティーツリーは、地植えも鉢植えもできますが、寒冷地で栽培する場合は、鉢植えにして管理するとよいでしょう。育てるのは比較的簡単なので、初心者におすすめです。ぜひ一度栽培をして、レモンのようなよい香りを楽しんでみてください。
※トップ画像は toujours jardin,fukitei(トゥージュール ジャルダン フウキテイ)さん@GreenSnap
GreenSnap編集部