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ムサシアブミは、本州から沖縄にかけて分布しているサトイモ科の山野草です。草丈20センチから50センチになる多年草です。
ここでは、そんなムサシアブミの育て方についてご紹介します。
ムサシアブミは日陰から半日陰を好むので、日差しの強い場所は避けて育てましょう。
春から夏にかけてはムサシアブミの生育期間中ですので、1日1回を目安に、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。
落葉後の休眠期間中は水やりをしすぎると球根が腐る原因になるので、控えめにします。ただし、土が乾きすぎると球根が傷んでしまいますので、適度に水やりをしてください。
ムサシアブミを含むサトイモ科の植物は、肥料が大好きです。
植え付けの際に緩効性化成肥料を元肥として施しておきます。その後は、春に油かすなどの有機肥料を与え、地上部が枯れる秋にも再度与えるとよいでしょう。
ムサシアブミは水はけのよい土を好みます。例えば、赤玉土(小粒)4:軽石(小粒)4:腐葉土2の混合土などがおすすめです。市販の山野草の土を使ってもOKです。
ムサシアブミの掘り上げた球根を植え付ける場合は、10月から11月頃に行うのが適期です。購入した球根については、2月から3月頃に植え付けましょう。
5号鉢に8割ほど培養土を入れ、球根の芽の出る方を上にして、深さ5センチくらいのところに1球植え付けます。そして、緩効性化成肥料を施しておきましょう。
ムサシアブミの植え替えは、2年から3年に1回行えばOKです。
ムサシアブミは、実生で増やすのが一般的です。
赤く熟した実から種を取り出して、採り播きします。2年後に親植物と同じ用土に植え替えて、しっかり肥料を施して育てると、4年目には花を咲かせてくれるでしょう。
ムサシアブミにはそれほど大変なお手入れは必要ありません。
ムサシアブミの花は雨に当たると台無しになってしまいますので、花が咲くころには雨の当たらない場所に移しましょう。また、花が枯れ始めたら早めに切り取ってください。
ムサシアブミを育てていると、ネジラミなどによる根っこや球根の食害や、イモムシやナメクジなどによる葉っぱの食害がありますので、あらかじめ薬剤を散布しておいたり、見つけ次第駆除するなど対策を講じましょう。
ムサシアブミは5月から6月頃に、仏炎苞と呼ばれる花を咲かせます。
ここでは、ムサシアブミの育て方についてご紹介しました。
とても見た目にユニークな花を付け、これがなんとも愛らしいです。ただし、毒を持っているので、後院には注意して、育ててくださいね。
※トップ画像はMr. マーさん@GreenSnap
GreenSnap編集部