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淡いピンクの華奢な花をつけるアベリア・エドワードゴーチャ。聞き慣れない名前ですが、公園の周りや道路沿い、テーマパークなどに植えられていることが多く、実はよく目にしている植物です。
アベリアはスイカズラ科ツクバネウツギ属の常緑低木です。夏から秋に抱えては花を、冬は葉の緑を楽しむことができるので、生け垣にするなど庭づくりに人気の植物です。
ここではこのアベリア・エドワードゴーチャの育て方について詳しく解説していきます。ぜひ栽培の参考にしてみてください。
アベリア エドワードゴーチャは、水はけが良い場所で育てましょう。日陰だと花付きが悪くなるので、日当たりの良い場所の方がおすすめです。
アベリア エドワードゴーチャを地植えする場合は、さほど土壌の質にこだわらなくても大丈夫です。ただし葉が傷むので、冬の冷たく乾燥した風が当たらない場所で育ててください。国内では東北~沖縄で生育が可能です。
アベリア エドワードゴーチャを地植えした場合は、特に水やりの必要はありません。夏に土がカラカラに乾くようなら夕方以降に水を与えましょう。
アベリア エドワードゴーチャを鉢植えした場合、土の表面が乾いたら水やりをします。
アベリア エドワードゴーチャを育てるときは、2~3月に寒肥を与え、開花後の9月頃に緩効性化成肥料を与えます。
アベリア エドワードゴーチャを地植えする場合は、前述にもある通り、土質にそれほどこだわらなくても大丈夫です。鉢植えにする場合も、市販の樹木用培養土で十分育ってくれます。
アベリア エドワードゴーチャの植え付け時期は、10月~3月頃が適期です。ポットから出した根鉢より少し大きめの穴を掘り、腐葉土を混ぜながら掘り出した土を入れます。土を棒で突いて安定させ、株元に水をたっぷりかけます。
アベリア エドワードゴーチャを鉢植えの場合は、鉢に根が回って根詰まりを起こさないように植え替えを行います。鉢から出したあと、根鉢についた土を少し崩してからひとまわり大きい鉢に植え替えてください。
地植えの場合、植え替えは不要です。
アベリア エドワードゴーチャは挿し木で増やします。真夏を除いた6~7月、9月に赤玉土か挿し木用の土にさしてください。
部分的に枝が伸びて樹形のバランスが悪くなったら剪定をしてください。刈り込みに強いので好みの形に剪定できます。植栽されているものは50センチくらいの高さに刈り込んであるものが多くみられます。
また、アベリア エドワードゴーチャは枝が混んでくると、花付きが悪くなったりするので、適宜剪定してあげると良いでしょう。
アベリア・エドワードゴーチャの病害虫被害は、特にないといっていいでしょう。耐病性があり害虫に強いだけではなく、耐暑性や耐寒性があり、日陰、やせ地にも強い樹木です。
アベリア エドワードゴーチャ(アベリア エドワードゴーチャー)は緑葉赤花品種で、赤~ピンク色の花を咲かせます。花は夏から秋にかけて咲いているので長く楽しむことができます。
秋~冬は花柄(かへい=花を支えるための茎)がピンクに染まり、花が散っても花のように見えます。葉の緑が濃くて目立つので、薄いピンクの花色がぼやけて見えてしまうことがあります。
ここまでアベリア・エドワードゴーチャの育て方を解説してきました。
アベリア・エドワードゴーチャは寒さや暑さ、乾燥、大気汚染にも強く土壌を選ばない樹木です。花の時期は夏~秋と長く、花が散っても1年中緑の葉を楽しむことができます。庭木としておすすめの樹木なので、ぜひ育ててみてください。
※トップ画像は芝桜直売所さん@GreenSnap
GreenSnap編集部