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コクリュウは東アジアを原産とする、キジカクシ科ジャノヒゲ属の多年草です。
グランドカバーとして活躍するリュウノヒゲ(ジャノヒゲ)の園芸品種の一種で、地際から伸ばす葉が黒いという特徴をもちます。この落ち着いた葉色により、寄せ植えた植物を際立たせる黒子的な役回りも可能です。
今回はコクリュウの育て方をご紹介します。
鉢植えでコクリュウを育てている場合は、表土が乾いてから水をたっぷりあたえます。夏場は暑さによる水切れをおこしやすいため、表土が乾燥仕切ってしまう前に水やりしましょう。
地植えでコクリュウを育てる場合は、コクリュウの根がしっかり地中に回るまでの約1ヶ月間は、こまめにな水やりを心がけましょう。根付いてからの2ヶ月目以降は、自然の降雨による給水で十分です。
鉢植えでコクリュウを育てる際の用土は、「赤玉土7:腐葉土3」の基本的な配合土をで十分です。市販の草花用培養土でも問題ありません。
お庭など地植えでコクリュウを育てる際の用土は、赤玉土や腐葉土を植え付け1~2週間前に予め混ぜ込んでおきましょう。さらに完熟堆肥などを加えると、より土壌改善が見込めます。
強健な性質をもつコクリュウへの施肥は、基本的に不要です。
コクリュウの生育が鈍っていたり、葉にハリがないようであれば、春と秋に適宜緩効性肥料や油かすなどの有機肥料をあたえましょう。
コクリュウを鉢植えで育てる場合、深さ7~10cmほど掘った植え穴の中に植え込みましょう。植え付けしたあとに水やりすることによって、しっかりと根を土着させられます。
コクリュウを地植えで育てる場合、2週間前に腐葉土や堆肥を混ぜ込んだ土壌に植え付けましょう。もし複数の株を植える場合は、間隔を5cm以上あけて植えることで根詰まりを防ぐことができます。
コクリュウの植え替えは、地中のタマリュウが地面に盛り上がってきたときが頃合いです。
コクリュウを育てるうえでは、白絹病の発症に注意しましょう。白絹病は水はけの悪い土に発生するカビが原因の病気です。夏場の高温多湿期に発生しやすく、感染した株から白い糸状のようなものが出現し、徐々にタマリュウを枯らしてしまいます。
土のカビを除去しなければ根本的治療にはならないため、感染してしまった場合は土ごと取り替えてください。
GreenSnap編集部