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サフィニアは、ペチュニアを品種改良した花です。庭のプランターに植えられている花では人気の花です。
そんなガーデニングで人気のサフィニアの育て方について説明します。
サフィニアは、ペチュニアを品種改良した花です。庭のプランターに植えられている花では人気の花です。寒さに弱いですが、暑さや雨に強く、日光を好みます。半日以上は直射日光に当たるような場所に置きましょう。4月~10月ごろまで次々と花が咲いていく1年草で、波打つような花が咲きます。
サフィニアを育てる場所が日当たりが悪い日陰だと、花がたくさんはつきにくい場合があります。鉢植えだったら、日当たりがよい場所に置きましょう。雨には強いですが、花が雨に当たると痛むため、軒下などの雨水が当たらない場所へ移動しましょう。
4月の花が咲く時期に霜が降りると枯れることがあるので、鉢植えなら温度が高めの場所へ移動しましょう。地植えの場合は、霜よけをします。
サフィニアは、乾燥に弱いので、表土が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏の時期は表土が乾燥しやすいので、朝夕に水やりをするといいでしょう。
花が咲いている時期は、花が痛むので水が当たらないように株元に水をやりますが、少々水がかかっても、次々と花が咲くのでそれほど気にする必要はありません。乾燥に弱いので、夏の暑い日はよしずなどで日陰をつくってあげましょう。
サフィニアの花つきをよくするために、植えつけの時に緩効性肥料を土に混ぜます。1か月ほどしたら、9月までは液体肥料を週に1回程度あたえます。リンが多めの緩効性肥料も1か月に1回ほど株元に与えると、花がよく咲きます。
ただ、真夏の暑い日は35度以上だとサフィニアの開花が止まるので、肥料も与えません。
サフィニアを育てる用土には、赤玉土6割、腐葉土3割、軽石を1割ほど使います。軽石は鉢やプランターに網の上に敷きます。最近は、サフィニア用の培養土が市販で売られているので、それを利用すると簡単です。
ナス科の朝顔やセンナリホオズキ、ペチュニア、トマトなどは連作障害を起こすので、その土でサフィニアを植えることはやめます。同じ場所に植えるなら新しい土に変えましょう。
サフィニアは病気の心配はあまりいりませんが、白い粉のような斑点がつくカビの「うどんこ病」になりやすいので、5月から8月ごろに白い斑点が葉にできたら、広がらないうちに葉を摘み取り、ほかの葉に病気がうつらないようにします。初期なら殺菌剤でうどんこ病が広がらないように防げます。
また、うどんこ病は梅雨の日当たりが悪い日に雨水が当たらないとなりやすいので、株が病気になった場合は、病気の部分を取って殺菌剤をまきます。
葉や花にモザイク模様の縮れが見えたなら、ウイルス病の可能性があります。発症したら、ハダニやアブラムシから感染するので、その株ごと捨てるしかありません。近くの株や雑草も感染している可能性があるので、それも捨てるしかありません。
アブラムシは葉や幹について食べつくし栄養を取ります。早めに殺虫剤をまいて駆除しましょう。オオタバコガの幼虫は、花やつぼみを食べてしまいます。見つけたら早めに取り除きます。揺らすと白い虫が飛んだら、コナジラミです。葉の裏につき汁を吸って葉が白く斑点が見られます。
幼虫や成虫なら殺虫剤で効果ありますが、卵とさなぎなら効かないので見つけたら取り除くか、幼虫や成虫になったころに再度薬剤をまきます。
エカキムシはハモグリバエの幼虫です。葉に卵を産んで、それがふ化すると、葉を食べて白くなります。光合成をしなくなるので株が弱ります。葉が線状になっているなら、そこにエカキムシがいるので取り除きます。
サフィニアは鉢やプランターに植え付けることが多い花です。鉢なら10号に1株、プランターなら3株ほどが適します。霜が降りない5月頃に植え付けや植え替えをします。
サフィニアの鉢植えでは、用土を半分ほど入れて、その上にサフィニアの苗を置き、さらに用土を周りに入れます。
地植えの場合は、30cmほどの穴を掘り、株間を30cmほど開けて苗を置きます。さらに、用土を入れて水をたっぷりやります。
サフィニアは冬を越すと、株が大きくなります。鉢やプランターをひとまわり大きくして植え替えましょう。植え替えるやり方は、植え付けと同じです。
サフィニアは花が終わると、花が株に落ちて蒸れてきます。病気の原因にもなるので、花がらは花首から除きます。株の内側も花がらが落ちていたら取り除きます。花がら摘みを行うと、新しい花が次々と咲きます。
サフィニアを植え付けたあと、3週間たってからサフィニアのツルが30cmほど成長します。ツルの先端を10cmほどカットすると、脇から芽が出てきて株が大きくなります。この摘心を行うことで花がたくさん咲きます。
10月の花が咲き終わったころに、切り戻しを行います。そのころには、株が増えて風通しが悪くなるため、株から15cmほどの高さになるように先端部分をカットします。切り戻しをすると脇芽が出て、そこから花芽がでてきます。すると、次の年に花がたくさん咲きます。
サフィニアの種類は、サフィニアブーケ、サフィニアマックス、サフィニアフリル、サフィニアアートがあります。
花が小さめで、花束のようにコンパクトにまとまっているので、鉢植えによく使われます。夏の暑さにも強い種類で、頑強なので育てやすい種類です。
大きめの花で高さも50cmほどと大きく育ちます。雨に強く、育てやすい種類です。庭に地植えにしても鉢植えでも花がいっぱいつくと見事です。
他のサフィニアと異なり、フリルが幾重にも重なったような小さい花が咲きます。暑さに強く、夏の開花が止まる時期でも咲き続けます。株がコンパクトにまとまっているので、開花すると美しい姿を楽しめます。
花弁に星形の模様が入る印象的な咲き姿が特徴のサフィニア。生育・分枝力旺盛で育てやすい。また、ボリュームある中輪の花がたっぷり咲きます。
サフィニアの花言葉は、「咲きたての笑顔」です。開花したときが笑顔を見せているような様子からつけられた花言葉です。この花言葉は、開発したサントリーフラワーズがサフィニア誕生記念の応募企画で「咲きたての笑顔」に決定しました。
サフィニアは、ペチュニアから品種改良した丈夫で育てやすい花です。プランターや鉢植えで、一番人気がある花です。花がら摘みや摘心、切り戻しを行うことで株が大きく花をたくさん咲かせましょう。鉢や花壇に開花したサフィニアは、花言葉通り咲きたての笑顔を振りまきますよ。丈夫な花で苗が安価なので、誰にでも育てやすい花です。庭やベランダをサフィニアでいっぱいにしませんか。
※トップ画像ははなさん@GreenSnap
GreenSnap編集部