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アスチルベは外国産の花とも思われがちですが、実は日本や中国で自生していた植物が元です。別名、ショウマ、アワモリソウ、アケボノショウマともいわれます。アスチルベはかなり丈夫であり育てやすいですし、半日陰でも育つのも利点です。
アスチルベは魅力もかなり多いですが、ジメジメした日本の気候にも適していることもポイントです。寒さにもある程度強く寒い地域でも育てやすいです。
ここではそんなアスチルベの育て方を一から紹介しました。
アスチルベは、日当たりの良い場所か半日陰で育てます。
アスチルベは暑さや乾燥には弱いため、日差しが強いところはあまり適しません。暑さの生で、枯れなくとも花色が鈍くなったりすることがあります。真夏の暑い時期には、室内に取り込むなどすると良いでしょう。
一方、寒さにはある程度強い植物であるので、冬の防寒対策はあまり必要ありません。ただし、冬はしっかり日に当てましょう。
アスチルベは乾燥が苦手なので、土の表面が乾いていたらしっかり水を与えましょう。乾燥しているよりも湿り気がある表土のほうが良いです。逆に水切れさせると蕾が枯れることもあります。
アスチルベのを育てるときは、春に緩効性肥料を与えます。
アスチルベを育てるときは、赤玉土と腐葉土を混ぜ込んだ土を用いましょう。地植えする場合には乾きやすいところよりも湿りやすい土壌のほうが良いです。
アスチルベを日差しが強い場所で育てる場合は、腐葉土などで表土を覆うこともおすすめです。
アスチルベの植え付け時期は、2月から3月にかけてが適期です。また、晩秋に植えることも可能です。その後は肥料やりをして5月から9月ごろまで開花を楽しむこととなります。
アスチルベを3年程度育てると鉢がかなり混み合ってきます。そのまま放って置くと根詰まりを引き起こした、り花つきが悪くなりかねません。鉢が混み合う前に植え替えしておきましょう。
植え替え時期は、3月頃もしくは秋がおすすめです。
アスチルベの花が咲かない、枯れるという問題について、よくある原因について説明します。
例えば、種まきした年には株が小さいために花がつかないことがあります。花つきが良くないならば、冬の寒さにしっかりと当ててみましょう。寒さにしっかり当てることによって、花もつきやすくなります。
うっかり「寒さに当てると枯れるかも」と室内に取り込むのはおすすめできません。室内は乾燥しがちでアスチルベにも良くないです。アスチルベは冬になると枯れることから心配になりますが、冬に枯れるのは正常なので心配いりません。
アスチルベの増やし方は、「株分け」が一般的です。植え替えに合わせて、株分けを行いましょう。
アスチルベは丈夫なこともあり通常時は水やりくらいで手入れは大丈夫です。また、地植えの場合には降雨に水やりも任せられます。
アスチルベの花が枯れたら花茎ごと切り落とします。こうすることで株に栄養を残すことが可能です。
また、冬になったら株をばっさりと切り落としてください。株を切り落とすのを躊躇する人もいますが、冬になれば地上部はいずれにしても枯れ落ちてしまいます。新芽は地中に埋まっているので問題はありません。
春に発生しやすいのがアブラムシです。春に植えてアブラムシの被害にあって全滅することもあります。アブラムシが発生したら薬剤を撒いて対処します。
また、イモムシが発生して葉などが食害されることがあります。
黒班病になると黒い斑点が葉などに生じます。梅雨などの多湿な環境で発生しやすいです。こちらも専用の薬剤を撒いておきます。また、白い絹のようなものが付着する白絹病と灰色かび病も、梅雨に発生しやすいです。
アスチルベは、初夏〜夏の時期にかけて、フワフワと煙るような姿の花を咲かせます。花色は、赤やピンク、紫、白などさまざまあります。
アスチルベの花言葉として「控え目」「繊細さ」「恋の訪れ」「自由」などがあります。「控え目」や「繊細さ」という花言葉は厳かに花が咲く姿に由来しています。
アスチルベは初心者向きの園芸植物の一つです。アスチルベは葉が印象的なのでガーデンのシェードなどとして利用してみるのも良いでしょう。寒さにも強いこともあり、「寒さに強い花を育てたい」という場合にもおすすめです。ぜひともこの記事を参考にして自分だけのアスチルベを育ててみてください。
※トップ画像はLucas(ルーカス)さん@GreenSnap
GreenSnap編集部