warning
error
success
information
オーストラリアンビーンズは、その名のとおり、オーストラリアなどの亜熱帯エリアに自生するマメ科の植物です。正式には「カスタノスペルマム」といい、「ジャックと豆の木」とも呼ばれています。
大きな豆が2つに割れて、そこから芽を出す姿がとてもユニークです。
ここでは、そんなオーストラリアンビーンズの育て方をご紹介します。
オーストラリアンビーンズは強い日差しを好みます。そのため、日当たりのよい場所に置いておくと、どんどん大きく育っていきます。
また、寒さにも比較的強い方ですが、最低5度以上はほしいので、冬場は室内の日当たりのよい窓辺などに置いて管理しましょう。
さらに、病害虫の予防のためにも、風通しの良いところで育てるといいでしょう。
春から秋にかけては、オーストラリアンビーンズを育てている表土が乾きはじめたら、たっぷりと水やりをします。特に夏場は乾燥しやすいので、水やりを忘れないように注意してください。
逆に冬は乾燥気味に管理したいので、水やりをしすぎないよう注意します。
また、葉を保湿するとハダニの予防にもなるので、適度に葉水をしてあげましょう。
オーストラリアンビーンズを育てるときは、春の終わりころから秋にかけて、2カ月に1回程度、緩効性化成肥料を施します。また、1週間から2週間に1回程度、液肥を与える方法もあります。
オーストラリアンビーンズは、水はけのよい土を好みます。例えば、赤玉土5:ピートモス3:軽石2の混合土などを使います。また、市販の観葉植物用の土でもOKです。
オーストラリアンビーンズはよく育つので、鉢の中で根詰まりを起こしてしまいがちです。そのため、1年から2年に1回は植え替えをしてください。
植え替え時期は、春頃に行うのが一般的です。鉢から株を抜いたら、根っこをほぐして古土を半分ほど落とし、ひと回り大きい鉢に植え付けます。植え替えたらたっぷりと水やりをしましょう。
オーストラリアンビーンズは、「種まき」や「挿し木」で増やすことができます。
種まきは4月から5月頃に行います。種には上下があり、平たい方を下にしてまきます。芽より先に根っこが出ますので、芽が出ていなくても日当たりのよい場所で水やりをして管理していれば、そのうち発芽します。
挿し木で増やす場合は、6月頃に、その年に伸びた新しい枝をカットして挿しましょう。
オーストラリアンビーンズは枝葉が混み合うと風通しが悪くなるので、適度に剪定をします。
また、オーストラリアンビーンズはどんどん育つため、コンパクトに育てたい場合も適宜切り戻しをしてください。
オーストラリアンビーンズは、それほど病害虫の心配はいりません。ただし、風通しが悪いところで管理していると、アブラムシやカイガラムシ、ハダニが付きやすくなります。
いずれも、見つけたらすぐに殺虫剤などで駆除してください。アブラムシはテープに張り付けて駆除する方法もありますし、カイガラムシは歯ブラシなどでこすり落としてもOKです。
ここでは、オーストラリアンビーンズの育て方についてご紹介しました。日当たりがよい場所に置いておくとどんどん成長しますので、初心者にも比較的育てやすい植物だといえます。
日当たりがよすぎない明るい場所に置けば成長スピードはゆっくりになりますし、切り戻しを行うことでコンパクトに育てることも可能です。
ぜひ、オーストラリアンビーンズを育ててみてください。
※トップ画像はまーちんさん@GreenSnap
GreenSnap編集部