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銀色の葉に染まるレウコフィルムはカラーリーフとして鑑賞される常緑低木です。濃い紫色の花を咲かせるのでガーデニングをする人にとって人気が高い植物です。今回はホームセンターや園芸屋でも購入できるレウコフィルムについての育て方をご紹介します。
レウコフィルムは原産地をアメリカ南部〜メキシコとする植物で、日当たりのよい場所での管理が基本となります。花壇で植えていても、鉢やコンテナに植えていても同じです。
レウコフィルムを鉢やコンテナで植えている場合、夏の季節は半日陰で育ててあげましょう。
耐寒性も耐暑性も強いレウコフィルムは、一年を通して日当たりの良い場所で育てましょう。
冬場は-5度以下になる地域で育てているのであれば、鉢植えに移して室内管理に切り替えましょう。越冬をさせるためにも室内で管理することをおすすめします。
レウコフィルムは乾燥気味の環境を好むので、水やりはあまりしません。逆に水をやりすぎてしまうと根腐れの原因になることがあるので、過度に与えないようにしましょう。
レウコフィルムを地植えで育てているのであれば、乾燥しすぎていて元気がない場合は水やりを行いましょう。そのほかは何もしなくて大丈夫です。
レウコフィルムを鉢やコンテナで植えたときは、土の表面が乾いていたら水やりをしましょう。水やりをしたあとに受け皿に水分が溜まっていたら捨ててください。
冬場はレウコフィルムにとって成長が止まる時期に入ります。冬に水をやりすぎると、すぐに腐ってしまいますので、土が乾いていても与えないでください。
土が乾いてから数日経って水やりをするのが適しています。
レウコフィルムに肥料を与えるときは、春〜秋にかけて与えるようにしてください。肥料は緩効性化成肥料または液体肥料を与えるようにしましょう。
緩効性化成肥料の場合、春と秋に一回ずつ与えます。液体肥料を施すならば、半月に一回で与えましょう。ただし、真夏に肥料を与えるのは控えてください。
レウコフィルムに肥料を与えることで花つきの良さであったり、順調に生育するようになります。
レウコフィルムを育てるときは、基本的に水はけの良いという土を用いましょう。乾燥を好み、過湿を嫌う植物なので、排水性のある土が良いです。
その条件がそろっていれば、土を選ばないので市販で売られている「花と野菜の土」や「草花用培養土」でも十分育てられます。もう少し水はけを改善したいときは、川砂も一緒に混ぜておきましょう。
自分で用土をつくるのであれば、赤玉土を6と腐葉土を3と川砂を1の割合で配合してみましょう。
レウコフィルムの植え替えと植え付けの時期は、春から秋にかけてが適期です。この時期であればいつでも植え替え・植え付けを行うことができるので、比較的初心者にも育てやすいといえます。
古い株から植え替えを行う際は、元々植えていた鉢からていねいに取り、3分の1程付いている用土を落とします。一回りか二回り大きい鉢に移し替えましょう。
同じ大きさの鉢にもう一度植え替えるには、株分けをしましょう。もしくは土を落とす量を、少し増やして植え替えてみてください。
植え付けを行う手順は、水はけの良い土であれば地植えでも可能です。そうでない限りは、鉢植えにしておきましょう。春になると園芸店などではポット苗が売られていますが、流通量の少ないので、見つけたら購入しておくことをおすすめします。
ポットからきれいに取り一回り大きい鉢に植え付けてあげましょう。
地植えを行うときは、1年だけ鉢植えで育てたあと、次の春に植え付けます。植える場所に30cmほどの穴を掘ります。掘った土の3割ほど「腐葉土」を混ぜて植え戻しましょう。
レウコフィルムの増やし方は「挿し木」がおすすめです。
挿し木は新しく伸びてきてしっかり固まった新芽を使いましょう。挿し木に使う部分を10〜15cmほどの長さに剪定します。下についている葉があれば取り除いておきましょう。挿し穂を1〜2時間水につけ、新しい土に挿します。
レウコフィルムに起こる病気には、「すす病」と呼ばれているものにかかります。すす病は葉や花などに黒ずみや黒い斑点が出てくる病気です。カイガラムシやアブラムシなどの害虫の排泄物及び分泌物をエサにして発生します。
すす病にかかってしまうと美しさを損なうことはもちろん、光合成を行うなど蒸散を妨げることになります。黒ずんだ葉は取り除き、その後殺虫剤を撒きましょう。
レウコフィルムがかかる害虫にはハダニがあります。ハダニを発見したときはすぐに駆除に取り掛かります。害虫を見つける前の予防として殺虫剤を撒いておくと良いでしょう。
レウコフィルムは耐寒性・耐暑性の両方とも強いですが、日本の真夏は原産地よりも暑いのでレウコフィルムは耐えられません。真夏は、半日陰で管理しましょう。
冬は、耐寒性が−5度にも耐えられる植物です。関東地方から南の都道府県までであれば、外で冬を越すことができるでしょう。関東より北の地方では、室内管理に取り込みましょう。
冬に屋外で管理したい場合は、根の部分に腐葉土を敷き詰めて土が凍らないようにしておきましょう。
レウコフィルムはゴマノハグサ科レウコフィルム属に分類される常緑低木の植物です。銀色の葉が美しいためカラーリーフとして鑑賞する目的として育てられていることが多いです。
レウコフィルムの主な品種には、「レウコフィルム・フルテスケンス」があります。レウコフィルムは、常緑低木で高さが2〜3mに生長します。葉だけでなく枝や萼も白みがかった銀色をしていて、毛が全体に付いています。
レウコフィルムの花色は、紫にピンクがかかった色をしています。品種によっては、白色や紫に青の入った花を咲かせるものもあります。
レウコフィルムの花は、春の終わりかけの5月〜7月と秋の10〜11月に開花します。
レウコフィルムの花言葉には、「敬幕」という意味があります。
これは敬って慕うことの意味します。尊敬している人に贈ると良いですね。
銀色の葉っぱが美しいレウコフィルムについてご紹介しました。
庭のフェンス越しに育ててカバーすることが出来ます。春と秋に花が咲くのが楽しみです。
一年中葉っぱを付けているレウコフィルムを育ててみましょう。
GreenSnap編集部