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アレチハナガサの育て方|植え付けの時期やコツは?ヤナギハナガサとの違いとは?

  • クマツヅラ科

アレチハナガサは中南米を原産とする、クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。
1960年代以降日本で拡大が進んだ帰化植物で、全体的にヤナギハナガサと似た姿をもちます。河川敷や荒れ地で自生する姿を確認でき、大きなもので2m以上にもなる高い草丈が特徴的です。
今回はアレチハナガサの育て方についてご紹介します。

アレチハナガサの育て方:栽培する場所


アレチハナガサは日当たりのよい湿り気のある場所を好みます。日中はしっかり日に当てることが大切です。アレチハナガサは耐寒性、耐暑性ともに優れているため、気温によって栽培場所を変更する必要はありません。

アレチハナガサの育て方:水やり

アレチハナガサには表土が乾いたらたっぷり水やりをします。鉢植えでアレチハナガサを栽培している場合は、鉢底から水が溢れ出るくらいまで水やりしましょう。夏の炎天下で土を乾燥させないよう、こまめな水やりをして湿度を保つのがポイントです。

アレチハナガサの育て方:用土


アレチハナガサには適度な保水力をもつ水はけのよい土が適しています。「赤玉土6:腐葉土4」の配合土がおすすめです。市販されている草花用培養土を使用しても構いません。

アレチハナガサの育て方:肥料・追肥

アレチハナガサはやせ地でも育つ強健な植物なので、肥料をあまり必要としません。開花期に元気な花を咲かせたい場合は、春と秋に緩効性化成肥料を5〜10g/㎡施しましょう

アレチハナガサの育て方:植え付け・植え替え


アレチハナガサは4〜5月に植え付け・植え替え適期を迎えます。株の生長とともに根詰まりを起こさないように、1〜2年に1回、一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

  1. 鉢底ネットを敷いた容器に、鉢底石を入れる
  2. 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
  3. 株を鉢の中心に置く
  4. 株回りに残りの土を足して、株を安定させる
  5. 水やりをしてしっかりと土着させる

アレチハナガサの育て方:花後の管理

アレチハナガサは5月頃に切り戻しを行うことで、枝分かれが促され多くの花を咲かせられます。初夏から始まる生長期には草丈の伸びも早いため、気持ち多めに剪定をするのがおすすめです。

アレチハナガサの育て方:増やし方


アレチハナガサは種まき、挿し芽、株分けで増やせます。

種まき

花後にできた果実から採取した種を3〜4月にばらまきます。

  1. 育苗ポッドに赤玉土(小粒)を入れる
  2. 種を2〜3粒ばらまく
  3. 5mmほど薄く土を被せて、土が乾かないように水やりしながら管理する
  4. 発芽して本葉が2〜3枚になったら、生育状態のよい苗を残して間引く
  5. 本葉が3〜5枚になったら、プランターや畑に定植する

挿し芽

アレチハナガサの挿し芽は6〜7月に適期を迎えます。10〜15cmに切り取った茎を水に数時間つけたあと、赤玉土に挿して発根させます。土が乾かないようにこまめな水やりをするのがポイントです。

株分け

アレチハナガサは4〜5月の植え替えと同時に株分けをします。植え替えの時に掘り起こした株を2〜3個に分けてください。

アレチハナガサの育て方:注意する病気

アレチハナガサはハダニの被害を受けやすい植物です。だんだんと暖かくなる4月以降に発生しやすくなり、葉裏から栄養を吸収して株を弱らせてしまいます。ハダニを見つけたら散水や薬剤ですぐに駆除してください。

アレチハナガサの育て方:どんな花を咲かせる?


アレチハナガサは6〜10月にかけて、分岐した茎先から2〜3mmの小花を群生させる植物です。ヤナギハナガサとは違い、花はそこまで密集していないものの、ひとつひとつの花がより際立った半ボール状の花を形成しています。

アレチハナガサの花言葉

アレチハナガサの花言葉は「心を奪われる」「芯が強い」です。
小ぶりな花でも、夏を通して咲き続けるアレチハナガサにふさわしい花言葉となっています。

アレチハナガサの育て方を覚えよう


アレチハナガサは栽培管理に気を遣う必要がないため、誰でも簡単に栽培できる植物です。決して目立つわけではない小さな花ですが、風に飛ばされまいと健気に咲き続ける姿にきっと魅了されますよ。

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アレチハナガサの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Verbena brasiliensis
別名
原産地
中南米

アレチハナガサの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
やや強い
耐暑性
強い
耐陰性
あり

時期

種まき
3月 、4月
植え付け・植え替え
4月 、5月
肥料
4月 、5月、9月、10月
開花
7月 、8月、9月、10月

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