ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方|種まきの時期やコツは?ドライフラワーにぴったり?
ベニバナツメクサはヨーロッパを原産とする、マメ科シャジクソウ属の多年草です。
高温多湿の日本では夏を越せず、1年草として扱われている植物です。遠目から見ると、イチゴの果実が逆さまについているような特徴ある花を咲かせます。直線的な茎のおかげでドライフラワーに適しており、工夫次第でかわいらしい花を長期間楽しめるのが魅力です。
今回はベニバナツメクサの育て方についてご紹介します。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:栽培する場所
ベニバナツメクサは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。草丈の低い品種はグランドカバーに利用されることもあることから、比較的環境を選ばずとも育てられる強健な性質を持ちます。花つきをよくしたいのであれば、日照時間の多い場所に置いて育てましょう。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:水やり
ベニバナツメクサには表土が乾いたらたっぷり水やりをしてください。鉢植え栽培であれば鉢底から水が溢れ出るまで水やりしましょう。地植え栽培の場合、植え付け以後の水やりは不要です。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:用土
ベニバナツメクサには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販されている草花用培養土を使っても問題ありません。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:肥料・追肥
ベニバナツメクサは栄養分である窒素を根に共生する根粒菌から得ているため、少量の肥料で十分です。冬が明ける3月のタイミングで緩効性化成肥料をひとつまみ置き肥するか、規定量の2倍に希釈した液肥を株元に施しましょう。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:植え付け
ベニバナツメクサは11〜翌3月に植え付け適期を迎えます。7号鉢に1株が植え付けの目安です。
- 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
- 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
- 株を鉢の中心に置く
- 鉢の縁から2〜3cm下まで土を盛り、株を安定させる
- 土が乾燥しないように水やりながら管理する
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:花後の管理
ベニバナツメクサは開花期を終えると種をつけます。夏の暑さで完全に枯れきってしまう前に、茶色くなった花茎ごと採取しましょう。数日間乾燥させたあと、サヤの中にある種を採取し冷暗所に乾燥保存してください。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:種まきでの増やし方
ベニバナツメクサは発芽適温20〜25℃と高いので、残暑の残る9〜10月に種まきで増やします。
- 育苗箱に赤玉土(小粒)を入れる
- 種を2cm間隔でまく
- 5mmほど薄く土を被せて、土が乾かないように水やりしながら管理する
- 発芽して本葉が2〜3枚になったら、生育状態のよい苗を育苗ポッドに植え替える
- 本葉が3〜5枚になったら、プランターや畑に定植する
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:注意する病気
ベニバナツメクサはアブラムシの被害を受けやすい植物です。放置していると葉裏に寄生してウイルスを媒介させる恐れがあります。見つけ次第、殺虫剤を使用してすぐに駆除しましょう。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方:どんな花を咲かせる?
ベニバナツメクサは開花期の4〜6月にかけて、茎先からイチゴを思わせる真紅の花を咲かせる植物です。2〜5cmほどの大きさの花からは見た目通りの甘い香りを漂わせます。別名「ストロベリーキャンドル」とも呼ばれることに納得がいく花ですね。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の花言葉
ベニバナツメクサの花言葉は「素朴な愛らしさ」「きらめく愛」です。
思わず目を止めてしまうような、純粋で素朴な花姿にぴったりな花言葉となっています。
ベニバナツメクサ(ストロベリーキャンドル)の育て方を知ろう
ベニバナツメクサは強健な性質でありながら管理の簡単な植物なので、初心者でも簡単に育てられる植物です。暖かな春の陽気を感じさせる花姿や香りは、私たちを癒やしてくれますよ。
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
植物好きが集まるスマホアプリ
GreenSnap(グリーンスナップ)は、お部屋や庭で育てている植物、外出先で見つけた気になるお花などの写真を撮影して、気軽に共有したり植物アルバムを作ることができるサービスです。