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サンゴジュは名前に「サンゴ」と入っていますが、海のサンゴと何か関係があるのでしょうか。このページではサンゴジュの育て方についてまとめています。
サンゴジュはレンプクソウ科ガマズミ属の植物です。花期は6月から7月で、白い小さな花を咲かせますがあまり目立ちません。花よりも実が特徴的です。
サンゴジュはサンゴのような赤い実をつける特徴があるためこのような名前になっています。サンゴジュは秋に艶のある真っ赤な果実が楽しめ、アレンジメントとして楽しむこともできます。
サンゴジュは日当たりを好みますが、耐陰性がありますので、ある程度の日陰でも育てることが可能です。サンゴジュはとても強い植物ですので、大気汚染にも耐えられます。
神経質に育てる場所を選ぶ必要はなく、一度根付けばやや生育に合わない場所でもしっかりと育ちます。
鉢植え、地植えどちらでも育てることが可能で、鉢植えの場合は、市販の草花用の培養土で育てることができます。
サンゴジュは鉢植え、地植えで水やりが異なります。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。地植えの場合は、とくに水やりをする必要はありませんが、土の表面にひびが割れるほど乾燥している場合にのみ水やりをしましょう。
サンゴジュの肥料は、1月から2月に寒肥として緩効性の固形肥料や油かす、鶏ふんを施します。追肥も緩効性固形肥料を与えてください。春から秋にかけては、1ヶ月に1度肥料を施すのがおすすめです。
栄養が悪いと、サンゴジュの葉や実があまりつかなくなりますので、肥料を忘れずに与えてくださいね。
サンゴジュの植え付けは、3月から4月上旬、または9月から10月です。
サンゴジュは生命力が強く、よく枝を伸ばしますので、放置しておくと枝が伸び放題になり樹形が乱れます。このままでは見栄えが悪くなりますので、剪定をしてください。
生垣にしている場合はしっかりと刈り込みをしましょう。病気や害虫の予防にもなりますので、剪定は忘れないようにしてください。
サンゴジュの増やし方は、種まきと挿し木です。
サンゴジュの果実を採取して中から種を取り出します。種は乾燥させないように保管して春に種まきをして増やします。
挿し木は、剪定で出た枝を使用するのがおすすめです。剪定の枝がない場合は挿し木のために枝を10センチほどカットしてください。6月から8月が挿し木のタイミングです。
土に挿し穂を挿して、水やりをして管理しましょう。根がでるまでは1ヶ月ほど時間がかかりますので、明るい日陰で管理をして様子をみてください。
挿し木は根が出ないことがあります。失敗することもありますので、保険として挿し穂を複数用意しておくと安心ですよ。
病気はすす病に注意しましょう。サンゴジュの葉が黒くなることがあればすす病の可能性があります。すす病は湿気のある時期に生じやすいので、剪定をして通気性をよくしましょう。
注意する害虫は、サンゴジュハムシ、カイガラムシです。
サンゴジュハムシは、サンゴジュの新芽や葉に卵を産み付けて、食害します。発生した場合は、薬剤をまいて駆除してください。
サンゴジュの花言葉は「負けず嫌い」、「端麗」です。
サンゴジュの果実は宝石のように美しいことから「端麗」という花言葉になりました。
サンゴジュは生垣にも向いている植物です。葉がよく出ますので、生垣に向いている分、刈り込みをしないと乱れます。通気性をよくして病気や害虫を予防するためにも手入れをしてあげてください。
秋には美しい果実をつけますので、ぜひお迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部