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水辺で見かける黄色い花のキツネノボタンは環境さえ合えばご自宅での栽培も可能です。今回は、キツネノボタンを育てたい方向けに、育て方をまとめています。育てる上での注意点も記載しましたので、ご参照ください。
キツネノボタンはキンポウゲ科キンポウゲ属の植物で、草丈は30センチから60センチです。
花は4月から7月に開花し、黄色い5枚花弁の花が楽しめます。花の直径は1.5センチと小さく、やや地味なものの愛らしいです。花のあとには実がなりますが、この見た目がコンペイトウに似ていることから、コンペイトウグサと呼ばれることもあります。
最大の特徴は毒があるということで、誤って食べてしまうと口の中や内臓が炎症を起こすので注意が必要です。
キツネノボタンは水辺に自生する植物ですので乾燥を嫌います。日差しを好みますので、明るい場所で育てましょう。
また、有毒な植物なので、ペットが食べてしまうと最悪の場合死んでしまうことがありますので、十分に気をつけてください。
キツネノボタンを育てる用土は市販されている草花用の土で問題ありません。
キツネノボタンの水やりですが、水辺に自生する植物なので乾燥を嫌うため水やりはこまめにして、土が乾燥しないようにしましょう。
鉢植えで育てる場合は、鉢底からたっぷりと水が流れるくらいに水やりをしても問題はありませんが、受け皿にたまった水は捨ててください。そのままにすると根腐れしますので気をつけましょう。
キツネノボタンは強い植物ですので、とくに肥料を必要としません。肥料を与えたい場合は、春と秋に置き肥をするのがよいでしょう。
キツネノボタンの植え付けは5月から7月です。
強い植物で育てやすく、あまり手がかかりません。しかし葉が混みいってきた場合は手入れが必要です。葉をカットしてすっきりさせてください。
キツネノボタンの増やし方は株分け、種まきです。
鉢からキツネノボタンを取り出して根についた土を取り除き、根から2つに分けて別の場所に植えることで増やすことができます。
キツネノボタンの花後は、種子を採取して翌年の2月から3月にまいて増やすことができます。
また株を触る場合は、素手ではなく軍手着用をおすすめします。
害虫は、アブラムシ、ナメクジです。見つけ次第駆除してください。
病気は、炭疽病、白絹病が挙げられます。梅雨の時期はカビ由来の病気にかかることがありますので、株が混み入っている場合は注意が必要です。
黄色いきれいな花を咲かせる植物のキツネノボタンは、見た目は愛らしいですが、あまり自宅で育てる方は少ないです。理由は毒があるからです。栽培する際はよく注意してくださいね。
GreenSnap編集部