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今回は、ツルアジサイの特徴や開花時期、育て方の基本などについてご紹介しています。ツルアジサイを育ててみたい人やすでに育てている人も参考にしてみてくださいね。
ツルアジサイとはアジサイ科アジサイ属の植物ですが、つる性を持つのが特徴です。根の一種である気根を使って、ほかの植物やフェンスなどに絡みついていき、壁面緑化にも使えます。
自然界のツルアジサイは樹木に絡みついてどんどん成長し、20mになることもあります。とはいえ、ツルアジサイを自宅で育てる場合は、2mほどに抑えながら育てることができます。
ツルアジサイの開花時期は6〜7月です。小さな黄色みがかった白いお花を咲かせるアジサイで、数個の装飾花が囲みます。
ツルアジサイの植え付け時期は、10〜3月です。植え穴を掘って、根鉢を崩さずに植え付けしましょう。
ツルアジサイは風通しのよい午前に日のあたる半日陰を好みます。日陰でもよく育ちますが、日当たりが不足すると花つきに影響が出る場合があります。
また、日当たりがよすぎたり、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので注意してください。
寒さや暑さに強いので、鉢植えだけでなく地植えも可能で、あまり栽培場所を選びません。
ツルアジサイは、あまり土質を選びませんが水もちのよい土を好みます。鉢植えの場合は、市販のアジサイ専用の土を使うと良いです。
ツルアジサイの水やりは、地植えでは基本必要がありません。ただし、植え付け直後で根付くまでと乾燥した日が続いている場合は水やりしてください。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをします。冬も土が完全に乾いていたら水やりしましょう。
ツルアジサイの肥料は、12〜2月の寒肥と花後6月下旬〜7月上旬に追肥します。寒肥は固形の有機肥料を、花後の肥料は即効性のあるものを与えるとよいです。
ツルアジサイの注意する害虫・病気は、ハダニとうどんこ病です。
ハダニは湿気がこもると発生しやすいので、通気性をよくしてください。必要に応じて剪定をしましょう。
うどんこ病はカビ由来の病気ですので、カビが発生しないように、風通しを意識しながら育ててください。
ツルアジサイの育て方のなかでも、剪定がとても重要です。剪定時期は花が咲き終わった6月下旬〜7月上旬です。
ツルアジサイはよく伸びて周囲の植物に絡みついていくので、適宜剪定をしてください。剪定をすることでコンパクトになるだけでなく、花後に花の咲いた枝を2節ほど切り戻すことで、翌年もたくさん花をつけてくれるようになります。
ツルアジサイの増やし方は、「挿し木」が一般的です。挿し木で増やす場合は、6〜7月が適期です。これ以外の時期では失敗する可能性がありますので、時期を守りましょう。
ツルアジサイは強い植物で、育てる場所を選びません。つる性がありよく成長しますので、手入れをしないと伸び放題に。適宜手入れをして、育てていってあげてくださいね。

GreenSnap編集部