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ローマンカモミールはハーブやアロマに使われる植物ですが、実はグランドカバーとしても人気があります。このページでは、そんなローマンカモミールの育て方や効能、ジャーマンカモミールとの違いなどについて解説します。水やりはどうすればいいのか、どんな土に植えたらいいのか、など気になることをまとめているので、これからローマンカモミールを自宅で育てたいと考えている方もぜひ最後まで読んでみてくださいね。
ローマンカモミールはキク科ローマカミツレ属の植物で、別名ローマカミツレ、カモミール、カモマイルなどという名前でも呼ばれます。
昔から薬草としても活用され、ハーブティーなどでもよく知られています。人に対して良い効果をもたらすだけでなく、植え付けた周辺の植物にも良い影響を与えることから、コンパニオンプランツとしても活用されます。
草丈が低く、踏みつけにも強いことから芝生代わりのグランドカバーに利用されることもあります。成長がゆっくりなので、その後の管理もしやすいとされています。
ローマンカモミールは日当たりのよい場所を好みますので、明るい場所で育ててください。
また、ローマンカモミールは高温多湿を苦手とする植物ですので、風通しのよい、蒸れない場所で育てましょう。
なお、ローマンカモミールは鉢植え、地植えどちらでも栽培が可能です。
ローマンカモミールは水はけのよい土を好みます。園芸店などで市販されているハーブ用の培養土がおすすめです。
ローマンカモミールは、やや乾燥気味に育てます。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。真夏の水やりは気温が高い時期の水やりはさけて、朝または夕方以降の涼しい時間に行ってください。
地植えの場合は特に水やりの必要はなく、降雨のみで十分です。
ローマンカモミールは肥料を特に必要としませんが、植え付け時に元肥を土に混ぜるだけで十分です。窒素成分を多く含む肥料を与えると、アブラムシがつくことがあるので注意してください。
なお、ローマンカモミールは丈夫ですので、特に肥料を与えなくても問題はありません。
ローマンカモミールは、花後に採取した種子を撒くことで増やすことも可能です。
種まき時期は、3〜4月もしくは9〜10月頃が適期となっています。ただし、秋まきの方が株が大きく育ち、花もたくさん咲くのでおすすめです。
あらかじめ湿らせておいた土に、種をばらまき、ごくわずかに土を被せます。ローマンカモミールの種は発芽に日光を必要とするため、被せる土は薄くにしてください。種が流れないよう、水やりは霧吹きで行うとよいでしょう。
ローマンカモミールは、真夏と真冬を避けて植え付けしましょう。4〜6月、9〜10月が植え付けの時期です。
植えた直後は、根が安定するまでは定期的に水やりをしてください。
ローマンカモミールを種からポットで育てている場合は、芽が出たタイミングで鉢に植え替えましょう。
また、ローマンカモミールを鉢植えで育てている場合は、根がいっぱいになって根詰まりする可能性があります。成長がゆっくりな植物ですが、根が窮屈になってきたら植え替えをしてください。土が盛り上がってきた、アンバランスになってきた場合は植え替え時期の目安です。
ローマンカモミールは、「挿し芽」、「株分け」、「種まき」で増やすことが可能です。種まきの方法については、前述の通りです。
挿し芽では、ローマンカモミールの枝を10センチほどに剪定をして、別の場所の土に挿して増やします。ローマンカモミールの挿し芽の時期は、3〜4月もしくは10月頃が適期です。
株分けは、根ごと2つに分けて、分けた株を別の場所に移して増やします。ローマンカモミールの株分けの時期は、植え替えと同じタイミングか、3〜4月もしくは9〜10月頃が適期です。
ローマンカモミールには、アブラムシが付くことがあります。湿気が多いと付きやすいので、株と株はよく離して育てましょう。
また窒素が多い肥料を与えると、アブラムシが付きやすいですので、肥料にはご注意ください。
見つけ次第、ティッシュやテープなどを使って取り除きましょう。多く発生した場合は、薬剤を使うことも選択肢の1つです。
ローマンカモミールは5〜6月頃になると、中心部分は黄色の白い花を咲かせます。
花の見た目はジャーマンカモミールと似ていますが、ローマンカモミールの花や葉からは良い香りがします。また、ローマンカモミールの花の中心の黄色い部分は、ほとんど平状となります。
華奢な見た目をしたローマンカモミールは、ハーブとしての効能も高く、さらに良い香りがしますので、人気な植物です。ローマンカモミールは高温多湿には弱いですが、乾燥気味に育てることと、水はけのよい場所で育てることに気を付けておけば、栽培で難しいことはありません。ぜひお庭にお迎えしませんか。
GreenSnap編集部