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南東からの貿易風がもたらす熱帯性気候下で樹木に自生しており、ビカクシダの中でも『グランデ(大きい)』葉をもつことで知られています。その特徴的な見た目から”森の王冠”と呼ばれることもあるそうです。
ビカクシダ・グランデをはじめとするビカクシダ(コウモリラン)の仲間は古代植物の一種で、3億年以上前には地球上に存在したとされています。人類が誕生したのはせいぜい500万年前、恐竜でさえ2億3千年前と言われているため、ビカクシダがいかに長い歴史を紡いでいるかが伺えますね。
中に水分を蓄えた、レタスのようも見える大きな葉です。
樹木に着生するビカクシダにとって、雨で得られる水分には限界があります。少量の雨水も漏らすことなく活用するため、葉を貯水タンクとする進化を遂げました。葉を切るとスポンジ状になっているのはそのためです。
シダ植物の一部に見られる葉で、葉裏に胞子嚢(ほうしのう)をたくさんつけます。胞子を可能な限り遠くまで飛ばすため、貯水葉と比べると縦長に生長する葉が特徴的です。
ビカクシダ・グランデの姿かたちはビカクシダ・グランデと瓜二つなため、よく観察しないと混同してしまいます。実際に園芸店ではグランデとスパーバムを間違えて販売していることも多いようです。
2つの違いは以下の通りです。
コウモリランの1種でもあるビカクシダ・グランデの花言葉は『信頼』『助け合う』『魔法』です。
着生する樹木がないと生きられないビカクシダ・グランデを表した花言葉となっています。
GreenSnap編集部