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赤色で光沢のある仏炎苞が特徴のアンスリウムは、トロピカルなムードが素敵ですね。室内に飾ればインテリアとして大活躍し、空間も一層華やかになります。
アンスリウムの品種は数多く、花だけでなく葉や実の部分を観賞する品種もあることをご存じでしょうか。アンスリウムの品種を知れば、園芸やインテリアなども更に楽しくなりそうですね。
今回は、アンスリウムの特徴や種類などについて詳しくご紹介していきます。
アンスリウムは熱帯アメリカ~西インド諸島が原産の多年草植物で、サトイモ科アンスリウム属に分類されます。ハート型をした光沢のある赤色や白色などの部分は「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれ、中央部分にある黄色くて細長い部分が花になります。ハワイでは人気があるようで、現地では「Heart of Hawaii」とも呼ばれています。
開花時期は4月~9月頃で、草丈は30~60cm程度です。熱帯地域が原産なので高温多湿の環境に強いですが、直射日光に当てることで葉焼けの原因になります。その為、室内で育てる場合はレースのカーテン越しの場所で管理することをおすすめします。
アンスリウムの種類は、現在では約600種類以上あると言われています。種類によって仏炎苞の色や大きさ、そして葉などが異なります。
一般的なアンスリウムの品種で、多くの方が想像されるアンスリウムではないでしょうか。コロンビアが原産の品種で、別名「オオベニウチワ」とも呼ばれています。仏炎苞の大きさは10cm程度で、葉には光沢があり大きさは約20~40cmです。
赤色の仏炎苞の他に、黒色をした「ブラックラブ」などもあります。
葉の脈が白色で太く、花よりも美しい葉の部分を観賞して楽しみます。原産国はコロンビアで、葉が大きくクリスタルのようにキラキラしていることが特徴です。市場には「シロシマウチワ」という名前で流通しています。
流通している量が少なく希少なアンスリウムの品種で、葉の大きさが非常に大きいです。葉の形は楕円形で縁は波打っていることが特徴です。「ジャングルブッシュ」とも呼ばれ、その名の通りまるでジャングルのような雰囲気です。
綺麗なピンク色の仏炎苞で、花言葉は「飾らない美しさ」です。女性に大変人気がある品種で、室内にインテリアとして飾るだけで華やかな雰囲気になります。花付きや花持ちが良く、丈夫で育てやすいです。
色鮮やかな赤色の仏炎苞と光沢のある葉が特徴で、1枚の葉が出ると花芽も1つ付きます。その花姿から連想されるように、花言葉は「情熱」です。バンビーノレッドは花持ちが良く、草丈は約30~50cmと低めです。
クリスタリナムのように葉の観賞を楽しむ品種で、ハート型の大きな葉に太くて白い脈があるのが特徴です。原産国は、クリスタリナムと同じくコロンビアです。
花よりも実の部分を観賞する品種で、他のアンスリウムに比べて小型です。エクアドルが原産で、半つる性の品種です。まるでぶどうの実を連想させるような小さな実を沢山付け、「ノボリウチワ」という和名を持ちます。
アンスリウムの品種の中でも流通量が少ないことから希少価値があり、わい性品種です。南アフリカ原産の品種で、大きくて肉厚な葉が特徴的です。キングオブキングは花よりも葉の観賞を楽しみます
コロンビ原産の品種で、原種系のアンスリウムです。市場に流通が少なく、珍しい品種のアンスリウムです。茎が長く葉も細長いことが特徴で、その葉姿から和名では「モミジバウチワ」と呼ばれています。花も一般的に知られるアンスリウムとは異なります。
仏炎苞の色や草丈などがさまざまなアンスリウムは、個性的な品種が沢山あります。品種によって雰囲気も異なるので、室内にアンスリウムを飾れば気分転換にもなります。
数多くの品種があるアンスリウムですが、まずはご自分が興味のある品種から覚えると良いでしょう。南国の雰囲気が漂うアンスリウムを、是非ともご自宅で育ててみてはいかがでしょうか。
Lily