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サラダなどで何気なく食べているベビーリーフですが、どんな野菜のことをいうのでしょうか。今回は、ベビーリーフの種類や栄養、特徴などについて紹介していきます。
ベビーリーフとは発芽後10~30日前後の幼葉を指す総称です。一般的にはさまざまな種類の葉を混ぜてサラダにするなどして食べます。野菜の種類の組み合わせなどでとくに決まりはなく、見た目が良いように組み合わせられています。
小さな葉をしたベビーリーフですが、実は成長段階にあるため、葉には栄養素がぎっしりと詰まっています。ベビーリーフの主な栄養素としては以下です。
ビタミンCやカルシウムの含有量を同じ葉物野菜のレタスと比べると、その栄養素の高さが一目でわかります。(内はレタスと比べた倍率)
アブラナ科の野菜の幼葉でイタリア料理によく使われています。ごまのような香りがし、ほのかな苦みがあるのが特徴です。
京野菜としてよく知られているミズナの幼葉。シャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴。
ほのかな甘味が感じられ、しっとりした歯ごたえがあります。
見た目は葉に赤い点がついています。独特の苦味が感じられます。
葉に深く切れ込みが入ったロケットです。苦味が少なく、ゴマ風味なのでとても食べやすいです。
キャベツの風味があります。歯ごたえもあり、滋養のあるベビーリーフです。
フダンソウの改良品種です。鮮やかなグリーンに茎の赤色が引き立ちます。
葉・茎ともに鮮やかな赤になる葉、ビートの改良種です。
葉の表は赤紫色で裏はグリーンと少しめずらしいカラーです。ジューシーな味わいが特徴的でビタミンCも豊富です。
特有の苦みがあります。シャキシャキした食感も特徴。
縮れたようなプリーツ状の葉は、先っぽが赤茶色に色づきます。やわらかい歯ごたえも特徴です。
ベビーリーフはベビーリーフ用の種を蒔くと、ご自身でも簡単に育てて収穫することができます。夏場は生育が早く2、3日で芽が出て、そこから3週間ほどで収穫できるようになります。冬は発芽するまでに1週間以上かかるので、収穫までは6週間程度かかります。
収穫可能な葉の大きさですが、大体5cm~10cm程度が目安です。ご自身で食べられそうな大きさだと思ったら収穫どきです。収穫の際ははさみを使い、はさみの先端で葉の付け根からカットします。他の葉を傷つけないように気をつけながら切りましょう。カットするときは新芽を残し、外側の葉だけを収穫するようにすれば、数日後に再び若い葉が伸びてきて何度か収穫することができます。
ベビーリーフはある工夫をすれば、1週間ぐらいはフレッシュな状態で冷蔵保存することができます。ベビーリーフの保存方法についてご紹介します。
ボウルなどに水を溜め、ベビーリーフを浸してやさしく洗いましょう。この時流水が直接当たると葉が傷んでしまいますので控えましょう。意外と汚れがついているので、ボウルの水は何度か変えながら洗いましょう。
洗った葉を3~5分程度水に浸けておくことで、葉がシャキッとします。ただし長時間つけておくと栄養素が逃げてしまうので、水にさらす場合は短時間で切り上げます。
水に晒したあとは、水気をしっかりと切ってから、キッチンペーパーで包むというひと手間を加えるだけで驚くほど持ちがよくなります。
キッチンペーパーは、洗った直後のベビーリーフに残った余分な水分を吸ってくれますが、日にちが経ってだんだんと乾燥気味になってきたら、今度は保湿効果もあります。
不織布タイプのキッチンペーパーがおすすめです。
キッチンペーパーにくるんだベビーリーフを保存容器に入れて保存する方法です。大きめの容器と2枚連結したキッチンペーパーを用意します。容器にクッキングペーパー1枚敷き、その上にベビーリーフを入れたらつながっているもう一枚のキッチンペーパーでふんわりと包みかぶせたら、容器にフタをして冷蔵庫へ。
保存容器をジップ付きの保存袋に変えて保存することもできます。先ほどと同じようにベビーリーフをキッチンペーパーでふわっと包んでから保存袋に入れて冷蔵庫で保管しましょう。
このように保存方法を工夫することで、冷蔵後1週間しても味も変わらないとされています。それでも保存途中で水分が抜けてしなれてくることもあるので、その場合は霧吹きで軽く水分を補充するとシャキシャキ感を保つことができるでしょう。
ベビーリーフは小さな葉一つ一つに栄養がたくさん詰まっていて、彩りや味もよいので多種類の葉を混ぜて食べるのが一般的ですが、例えばイタリア料理だからルッコラを使う、不足しがちな栄養素を補うためなど単一種で用いることもできます。育てるのも簡単なのでぜひお家でも植えてみてくださいね。
GreenSnap編集部