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スーパーなどで気軽に買えるかいわれ大根は、ピリッとした辛味とシャキシャキした歯応えが美味しい野菜ですね。サラダや薬味の彩りとして重宝します。
かいわれ大根は、種まきから簡単に栽培することができます。今回は、かいわれ大根の育て方について、詳しく紹介します。
かいわれ大根とは、アブラナ科ダイコン属の野菜で、大根が発芽した直後の新芽のことです。二枚貝が開いたような葉の形から「貝割れ大根」と名づけられました。
植物は発芽するときにたくさんの栄養素を合成するため、新芽はビタミンやミネラルを多く含み栄養価に長けています。かいわれ大根も栄養価が高く、抗酸化作用に優れ、免疫力がアップする食材として注目されています。
種まきから収穫まで1週間程度と、初心者でも簡単に栽培できます。
かいわれ大根の栽培はとても簡単です。温度が安定する室内であれば一年中栽培できます。
しかし、室内の温度が上がる真夏は雑菌やカビが繁殖してしまうことがあるので、空調が効いた部屋で管理するか、こまめに水を変えて育てましょう。かいわれ大根と同じ方法で、ブロッコリースプラウトやアロンアルファ、豆苗なども栽培できますよ。
かいわれ大根の種子は「暗発芽種子」と呼ばれ、暗いところで発芽を始めるのが大きな特徴です。かいわれ大根の種をまいたら、発芽するまでは暗所に置くか、アルミホイルなどで蓋をして遮光しましょう。
かいわれ大根の種が発芽し、根が伸びてきたら、今度は日当たりの良い場所において緑化させましょう。日光に十分浴びせることで、栄養価の高い株に成長します。
かいわれ大根は、基本的には水耕栽培が適していますが、土でも育てられます。土に植えて育てる場合は、プランターなどの容器を用意し、市販の野菜用培養土を用いて種まきすれば良いでしょう。
土で育てると、水耕栽培で育てるよりも丈夫に育ち、しっかりとした歯触りと、強めの香りが楽しめますよ。土で育てる場合でも、発芽してから根が育つまでは遮光が必要になります。アルミホイルや箱をかぶせることができる小さな鉢で育てるのがおすすめです。
かいわれ大根の種は色々な種類が販売されていますが、薬剤などで消毒されていないスプラウト専用種子を選びましょう。水耕栽培の種まき手順は以下の通りです。
かいわれ大根は、種まき〜発芽するまでの間は種を動かさないようにすることが大切です。乾燥しないように様子を見ながら、霧吹きで水やりをしましょう。
水耕栽培の場合は、発芽して芽が伸びてきたら、1日に1回は水を取り替えて清潔に保ちます。特に夏場の暑い時期は水が腐りやすいので注意してくださいね。
茎の根元から清潔なハサミで切って収穫します。根元を残しておくと、残った種から発芽するので、2〜3回ほど収穫できます。
収穫したあとのかいわれ大根は、残念ながら再生することができません。かいわれ大根の成長点は葉にしかないため、一度切り取ってしまうと再生は不可能になってしまいます。
稀に発芽することがありますが、それはまだ発芽していない種が残っているためです。
かいわれ大根を食べる前には必ず水洗いしましょう。
かいわれ大根に含まれているビタミンCやジアスターゼは加熱すると壊れてしまうため、生で食べることがおすすめです。サラダはもちろん、冷奴の上に乗せたり、手巻き寿司に入れて食べると、ピリッとした辛さが食欲を増進させてくれます。
かいわれ大根を保存するには、立てた状態で、冷蔵庫か野菜室に入れて保存してください。根本を切り落とさず、乾燥させないように保存すると長持ちします。
根元をカットしたかいわれ大根は、水で濡らしたキッチンペーパーに包み、ラップで包むか密閉保存容器に入れて保存しましょう。長期で保存すると雑菌が増えてしまうので、長くても3日以内に食べ切りましょう。かいわれ大根の保存のコツは、以下の関連記事を参考にしてくださいね。
かいわれ大根は、初心者でも簡単に育てられる野菜です。かいわれ大根を差し色にすることで、普段の料理をワンランク上げる食材にも早変わりしてくれますね。ぜひ、ご家庭で美味しいかいわれ大根をつくってみてください。
GreenSnap編集部