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トマトを長い期間収穫するためには、誘引と呼ばれる作業を行うことがおすすめです。枝葉を固定して株の形を整えることで、収穫量アップが期待できますよ!
今回は、トマトの誘引方法について詳しくご紹介します。誘引の時期やポイントについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
トマトは本来ほふく性の植物なので、ツルを誘引せずに育てると地面を這いながら伸び放題で育ってしまいます。 誘引することで、株の形が整い、花や実がつきやすくなります。
誘引は手間がかかり難しいので、初心者向けではありません。トマトの育て方を一通りマスターした中級者以上の方で、もっと収穫量を増やしたい!という方におすすめの方法です。
トマトの誘引時期は、5月上旬〜8月上旬頃です。トマトは成長が早いので、まだ株が小さいうちから誘引を行います。苗を植え付けてから1週間が経過した頃に、支柱を立てて誘引を始めましょう。
トマトの誘引は、苗の生長に合わせて1週間に1回の頻度で続けていきます。
誘引と合わせて、わき芽かきという作業も一緒に行う必要があります。わき芽かきの作業については、関連記事を参考にしてくださいね。
直立誘引は、トマトを直立に誘引する方法です。最も簡単で作業の効率が良いので、誘引が初めての方におすすめです。直立誘引の方法は以下の通りです。
麻紐やビニール紐などでも誘引できますが、株が多い場合はテープナーなどを使用すれば効率が良いですよ。
斜め誘引は、トマトを斜めに誘引する方法です。苗を横に倒して斜めに誘引していくことで、高さを低くしたまま誘引できます。
トマトのつる下ろし誘引は、背が高くなったトマトの茎を下ろすことで、高さを低くする誘引方法です。つる下ろし誘引では、麻紐を使って誘引すると後の作業が大変になるので、クリップを使って誘引すると良いでしょう。
トマトを支柱や吊るした紐に誘引するときは、茎に傷を付けないように麻紐などで軽く八の字に結びます。誘引クリップなどを使用すれば、簡単に結びつけることができます。
誘引する時は、トマトの花がついた部分の上下の節を結ぶようにしましょう。実がつく部分に誘引しないように注意してください。
誘引する株が多い場合は、誘引用結束機(テープナー)、テープナー専用テープ、誘引フック、誘引クリップなどを使用すると、効率が上がりますよ。
専用資材を使うことで、株ごとの枝葉の状況に応じて場所を動かしたり、日当たりを調整することができるのでとても便利です。
トマトを誘引する際は、結ぶ紐のゆるさに気をつけましょう。
紐をきつく結びすぎると、苗に紐が食い込んで、傷をつけてしまったり、最悪の場合おれてしまう可能性もあります。紐で固定するときは、少しゆとりを持たせるようにしてくださいね。
また、枝葉の位置によって誘引する位置を少しずらすなどの調整をしましょう。風通しが良くなることで、病害虫の予防にもなります。
トマトの誘引作業を覚えて、健康で美味しいトマトをたくさん収穫してくださいね。
GreenSnap編集部