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園芸店にいくといろんな種類の土がありますが、その中にかなり安い価格帯で売られていることが多いのが真砂土です。ただし、価格が安いからといって庭の土に選んだり、培養土に混ぜるのは控えた方がいいかもしれません。
今回は、真砂土の特徴やガーデニングに使うときのメリット、デメリットなどについてご紹介します。
真砂土とは花崗岩という岩石が風化し、細かい砂状になった土のことです。「まさど」や「まさつち」といった読み方をします。真砂土の成分は花崗岩と同じで、長石や石英を主成分としています。
国内ではおもに西日本で生産されていて、土資材の中ではトップクラスに安価な価格帯で入手できるため、ガーデニングでの培養土や外構によく使われる園芸資材のつです。
真砂土には安価で手に入るというメリットに対して、下記のようなデメリットがあります。
ガーデニング経験が多少ある方ならお分かりかと思いますが、上記のような特徴をもつ土は、植物や野菜の栽培には不向きです。そのため、植物を栽培する目的で真砂土を使うときは、堆肥や補助用土を混ぜて使います。
真砂土は植物の培養土のうち、基本用土として使うことができる園芸資材です。例えば赤玉土小粒の代わりに使うこともできます。
ただし、前述の通り、他の補助用土と配合して使うようにしてください。例えば下記の配合などがおすすめです。
「真砂土4;腐葉土4:バーミキュライト2」
庭のグランドカバーとして、砂利や芝生の代わりに真砂土を使うこともできます。安価で手に入るため、外構にかける予算が足りないときにはよく使われています。
真砂土の粒は崩れやすい性質があり、花崗岩ももともと粘土質な性質をもつため、庭土にすると水はけが悪くなり、水たまりができやすくなります。また、それにともなって壁面に泥はねが付くことも多いので、掃除などのメンテナンスが大変です。
培養土の基本用土として真砂土を使うと、水はけが悪くなるので、水はけを好む多肉植物や観葉植物には不向きです。また、まれに安い市販の培養土には真砂土が配合されている場合もあるので、製品表示をよく確認しておくといいでしょう。
真砂土の価格は約10kgで100〜300円ほどととても安価です。高品質なものは1000円以上するものもありますが、こちらは水はけがよく加工が施されたり、粒の大きさを均一にした真砂土なので、用途や予算に合わせて入手するのがいいでしょう。
真砂土は安価というメリットがありながら、粘土質であったり水はけが悪いというデメリットもある土です。しかし、最近ではそのデメリットを払拭するような製品がメーカーから出ているので、そちの真砂土を庭やガーデニングの土に活用してみるのがおすすめですよ。
GreenSnap編集部