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三角形で洋風の雰囲気があるゴールドクレストは、一年を通して黄緑色の葉が綺麗です。地植えと鉢植え両方で育てることができ、リビングや玄関などの室内でも楽しめます。
ゴールドクレストはコニファーの代表的な品種で、冬の時期にはクリスマスツリーとして利用されることも多いです。美しいゴールドクレストですが、枯れやすい植物でもあります。
今回は、ゴールドクレストが枯れる原因や対策、そして剪定方法などについて詳しくご紹介していきます。
ゴールドクレストはアメリカ原産の針葉樹で、ヒノキ科クプレスス属に分類されます。コニファーの仲間で、和名では「モントレー糸杉」や「西洋ヒノキ」と呼ばれています。日本では鉢植えと地植え両方で育てることができ、洋風の庭作りに人気があります。
ゴールドクレストは黄金色の枝が特徴で、寒さに強いことから冬の時期でも育ちます。冬にはクリスマスツリーとして利用され、色とりどりのオーナメントを装飾して楽しめます。
ゴールドクレストは敏感な植物なので、日頃から枯らさないように気をつける必要があります。枯れてしまう原因はいくつかありますが、秋~冬の時期の水不足が原因で枯れる場合があります。ゴールドクレストをよく観察して、土の表面が乾燥していたら水やりをしましょう。
その他、夏の時期の高温多湿の環境では蒸れやすいため、枯れる原因になります。
ゴールドクレストを枯らさずに育てるためには、鉢植えの場合であれば、夏の時期は高温多湿を避けるために室内で管理することをおすすめします。室内で保管する場合は、ゴールドクレストがエアコンの風に当たりすぎると土が乾燥してしまうため、ゴールドクレストの置き場にも気をつけるようにしましょう。
ゴールドクレストは水不足が枯れる原因の一つですが、水の与え過ぎも根腐れを起こして枯れてしまう恐れがあります。そのため、与える水の量には十分気をつけましょう。
また、ゴールドクレストは冬でも育ちますが、気温が零下の環境が続くと枯れる可能性があります。冬場の水やりは、氷ができるのを防ぐために午前中に済ませるようにしましょう。
ゴールドクレストが枯れてしまった場合は、枯れた部分の葉を取り除きます。病気などが原因で枯れてしまったら、感染した部分の枝を取り除きましょう。枯れてしまったゴールドクレスト自体を復活させることは難しいですが、元気な枝が残っていれば挿し木で復活させることができます。
挿し木の方法は、挿し木する枝の上の約1/3を残し、それ以外の葉は全て取り除きます。水を吸う面積を多くするために切り口の部分は斜めに切り落とし、反対側も同じように切り落とすことでV字の状態にします。切り口の部分を水に約1時間漬け、その後切り口に発根促進剤を塗布します。
鉢植えに赤玉土(小粒)や鹿泥土を入れて、挿し木を土に3cm程度挿します。鉢全体にビニールを被せて、温度が下がらないようにします。その間、日陰で管理するようにします。
発根するまで約4~6か月かかりますが、発根したら気温の低い環境にも慣らしていきます。ゴールドクレストがある程度育ってきたようであれば、一回り大きい鉢や庭に植え替えます。
ゴールドクレストの最適な剪定時期は、3月~6月頃、9月~10月頃です。3月~6月の時期では、主に中心の太い幹を剪定して高さを制限します。その他、伸びた枝や葉は手で取り除きます。9月~10月の時期には、飛び出している枝や葉を手で取り除き、樹形を整えていきます。
ゴールドクレストを剪定バサミで剪定すると、葉の部分が茶色に変色してしまいます。剪定する際は、剪定バサミを使用しないで手で摘み取るようにしましょう。
ゴールドクレストを元気に育てるために、摘芯(てきしん)して生長を促進させることも必要です。摘芯とは長く伸びた芽を摘み取る作業で、手で摘み取ります。
ゴールドクレストは水やりがとても重要なので、定期的に水やりをしましょう。土の表面をよく観察し、乾燥していたらたっぷりと水やりをします。
黄緑色で三角形のゴールドクレストは、とても綺麗ですね。冬の時期にクリスマスツリーとして利用すれば、さらに楽しめそうです。ただし、ゴールドクレストは枯れやすい植物なので、日頃のお手入れが重要となります。
枯れてしまう原因はいくつもありますが、その原因や対策方法を覚えて長期的に育てることができたら良いですね。ご興味があれば、ぜひともご自宅のお庭などでゴールドクレストを育てることに挑戦してみてはいかがでしょうか。
Lily