warning
error
success
information
トマトを家庭菜園で楽しんでいる方も多いですよね。トマトは種から育てる場合は3〜4月に植え付け、苗から育てる場合は5〜6月に植え付けです。種からの栽培でも苗からの栽培でも、トマトの果実の収穫は7〜9月の夏です。このページでは、トマトの栽培途中に発生する「葉かき」という作業について解説しています。葉かきのメリットやデメリット、やり方をまとめていますので、ぜひご参照ください。
トマトをよりおいしくするためにも「葉かき」をすることをおすすめします。トマトの葉かきとは、育成のために葉っぱをとることです。
葉かきのメリットとして、株全体の風通しがよくなることがあげられます。風通しがよくなるとカビ原因の病気が予防できます。害虫も防げますので、剪定をする感覚で葉かきをしましょう。
また、収穫期にトマトの葉っぱを取り除くことで、栄養が必要な場所にいきわたるので、株が健康になるというメリットもあります。
トマトはよく尻腐れ病になることで知られていますが、その原因はカルシウム不足とされています。尻腐れ病とは、トマトの果実のお尻部分が傷む病気です。不要な葉っぱを取り除くことで必要な箇所にカルシウムが行き渡りますので、尻腐れ病のリスクが減ります。
葉がたくさん生い茂っていると、誘引作業がやりにくくなります。適度に葉っぱを落としてあると作業もしやすいですよ。
トマトの葉っぱを取り除く葉かきにはコツがあります。
まず葉かきをするためのハサミを用意してください。病気の感染を防ぐために消毒したハサミがおすすめです。
葉かきをするタイミングは、トマトの収穫が始まってからです。果実収穫前は行う必要はありません。また葉かきは天気の良い日に行うのがおすすめです。株の1段目のトマトの収穫が終わってから葉かきをします。
葉かきは茎から3cmほど残してカットしてください。どの葉っぱを取り除くかは悩むかと思いますが、育成に不要な下の葉から取り除くとよいですよ。1日に何枚も葉っぱを取ると、トマトに負担がかかりますので、目安として1日2~3枚の葉っぱを取り除くのがおすすめです。
トマトの葉っぱを取り除きすぎると、光合成がしにくくなり育成に影響もでます。適量取り除くことがとても重要です。また汚れたハサミを使用して葉っぱを取り除くと、切り口から病気になる可能性があるので注意してください。
トマトの葉かきをすると美味しい果実の収穫が期待できます。それだけではありません。病気や害虫を防ぐこともできますし、必要な作業である誘引もしやすくなるというメリットがあります。
手間はありますが、葉っぱを取り除きすぎなければデメリットは少ないですので、葉かきをしない理由はありません。ぜひやってみましょう。
GreenSnap編集部