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きゅうりは生長が早く、ツルをのばしてどんどん生長します。子づるや孫づるが伸びたまま放置してしまうと、葉が茂りすぎて日当たりが悪くなり、風通しが悪くなって病害虫の原因になることもなってしまいます。また、きゅうりの収穫量を増やすためにも、「摘心」という作業が必要です。このページでは、きゅうりの摘心について分かりやすく解説しています。初心者の方はぜひ参考にしてくださいね。
「摘心」とは、目的に合わせて野菜の茎先やつる先を摘むことです。摘心は「芯止め」「ピンチ」とも呼ばれ、わき芽かきとセットで行います。
きゅうりは、何もしなければ背丈を超えるほど伸びてしまいます。摘心することで、上にだけ伸びていこうとするエネルギーを止め、実の生長とその下のわき芽を伸ばすように切り替えさせることができます。
摘心は、「生長をコントロールすること」と覚えましょう。
きゅうりの摘心をすることで、枝ぶりがコンパクトになり、株の消耗が少なくなります。また、日光が当たりやすくなることで、収穫量が増えるというメリットがあります。
きゅうりの摘心で、不要なわき芽や枝葉を取ることで、株全体の風通しがよくなります。枝葉が茂りすぎると蒸れて病害虫が発生する原因になってしまうので、摘心することで健康に育てることができます。
きゅうりの摘心は、5月下旬〜6月下旬ごろに行いましょう。きゅうりの枝には節があり、生長に合わせて節の数が増えていきます。これに合わせて摘心しましょう。
親づるが生長して、背丈を超えるほどの高さになると作業がしにくくなります。きゅうりが自分の背丈ほどの高さになったら摘心をすると良いでしょう。
きゅうりの摘心は基本的には手で行いますが、枝が太くて手で折れない場合は剪定バサミを使います。摘心する場所が合っていれば、手で簡単に枝を折ることができますが、けが予防のために必ず軍手を着用をしましょう。また、剪定ハサミは使用する前後に必ず消毒してくださいね。
わき芽とは、茎と葉の付け根から出る新しい芽のことです。わき芽をそのままにしておくと、実ではなくわき芽の生長に養分が使われてしまいます。きゅうりの実を大きく生長させるためには、余分なわき芽を取り除く必要があります。
この作業を「芽かき」もしくは「わき芽かき」といいます。
わき芽は、根元を指でひねるようにするとポキッと簡単に取れます。わき芽は小さいので、素手でも簡単に取ることができます。わき芽かきの作業の前は、手を洗って雑菌が入らないようにしましょう。
きゅうりのわき芽を挿し木にして新たに育てることも可能です。わき芽を摘み取る時は、長めに切るのがコツです。長めに切ったわき芽を深く水に浸かるように挿しておけば根が生えてきます。
根が出たわき芽は、育苗ポットやプランターに植えて育てていきましょう。わき芽に小さい実がついていたり、葉が多すぎる場合は取り除いてから植え付けましょう。
摘心は難しいイメージがありますが、覚えてしまえば簡単な作業です。適切に摘心することで、長い間収穫を楽しめ、たくさん収穫できます。
記事を参考にして、摘心を行ってみてくださいね♪
GreenSnap編集部