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家庭菜園でも人気のキュウリですが、栽培していると小さな虫がついてしまうことがあります。ただし、しっかり予防や対策をすれば、美味しい実を収穫することは簡単にできます。ここでは、きゅうりにつく害虫の種類や各症状、見分け方などのほか、対策方法などにについてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、きゅうりにつきやすい害虫の種類をご紹介していきます。
ウリハムシは、キュウリをはじめとしたウリ科の野菜につきやすい害虫で、黒くて小さい姿をしています。幼虫が8月頃に成虫となり、この時期に発生しやすくなります。虫が発生すると、葉っぱに小さな穴があき、次第にその周辺が枯れていきます。
そもそもの幼虫の発生を防ぐためにも、苗を寒冷紗をかけておくとよいでしょう。
ハダニは多くの植物につく害虫です。きゅうりも例外ではなく被害に遭います。ハダニは成虫、幼虫ともに食害をもたらすやっかいな虫で、目につきにくいきゅうりの葉の裏にくっついて栄養を吸ってしまいます。
ハダニは葉の栄養や汁などを吸ってしまうので、葉の葉緑素が抜け落ちます。そのため被害にあったきゅうりの葉は白く変色してしまいます。葉緑素がなく光合成できなくなるため、最終的には枯れてしまいます。こまめにきゅうりの葉が白くなっていないかよくチェックしてくださいね。
きゅうりはアブラムシの被害に遭うこともあります。アブラムシはとても小さく、大きさが1ミリ前後で、葉には虫食い穴も開かないため気がつきにくいです。
短期間で急に増えるので、気がついたころには葉や茎にびっしりついてしまっているということもあります。
小さな粉のように見える白い虫です。葉や茎から養分を吸うので注意が必要です。
タバコガの幼虫がきゅうりの果を食べることがあります。タバコガの幼虫はいわゆるイモムシで毛が生えています。果実に穴をあけて中に入って食い荒らしてしまいます。繁殖力がつよいので1匹でも見つけたらしっかりと対処が必要です。
アザミウマも小さい虫で1ミリ程度の大きさです。白っぽい幼虫で見えにくいですが成虫になると褐色へ変化します。夏に大量発生しやすいので注意しましょう。
葉から汁を吸うので、葉には白い斑点ができます。また葉が縮れることもあるため、葉に変色がないかこまめにチェックしてみてください。
普段から手入れの一環で、こまめに葉の裏などに変色がないかチェックをして、不自然な部分を見つけたら虫がいないか探します。
虫を見つけたら少量の場合であれば、ティッシュや古い歯ブラシなどで落としてください。剥がれにくいタイプの虫であればテープなどを使って取りましょう。
あまりにも大量に発生した場合は、薬剤をまくなどをして対応してください。
なるべく少量のうちに対処できるように、こまめに葉などの変化に気がつけるようにしておくことをおすすめします。
蛾が卵を産みつけにくくするためにも、防虫ネットをかぶせるのが効果的です。しかし、植物の見栄えが悪くなると気になる方もいますよね。その場合は、こまめな葉のチェックをして、見つけ次第取り除くことをおすすめします。
きゅうりを収穫して食べたい方は、農薬の使用を避けたい方も多いかと思います。牡蠣殻を砕いて土にまいておくと、ハダニ被害が抑えられるといわれているので試してみてください。
購入したものでも良いですが、料理で使った牡蠣の殻の残りを使用しても効果があるそうです。
きゅうりは夏に収穫ができる野菜です。夏の前に植えて育てている方も多いですが、この時期は虫が繁殖しやすい時期でもあるため、どうしても害虫被害に遭うことがあります。こまめな目視でのチェックがおすすめです。
気持ちよく栽培してたくさんのきゅうりを収穫するためにも害虫には気をつけましょう。
GreenSnap編集部