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植物を育てていると生育が悪く、根元が枯れてくることがあります。これは立ち枯れ病かもしれません。このページでは、立枯れ病についてまとめています。症状や対処法、予防法を記載しましたので、ぜひご参照ください。
立ち枯れ病はカビが原因で、植物が感染する病気です。初期であれば生育不良を起こしますが、そのまま進行していくと根が腐りますので、徐々に下から枯れていきます。
そのまま放置しておくと、株全体が枯れてしまう病気なので、早めに対応しましょう。立ち枯れ病という名が一般的ですが、「苗立ち枯れ病」と呼ばれることもあります。
根が感染する病気なことが特徴で、見分け方としては根が腐敗する、白いふわふわとしたカビが付着する、という症状がありますので見てみてください。
立ち枯れ病は人体には影響はありませんので、立枯れ病になった野菜を口にしても問題ありません。立ち枯れ病になった植物を素手で触っても影響はないので安心してください。
立ち枯れ病が発生する原因には以下があります。
立ち枯れ病の原因は、糸状菌と呼ばれるカビです。こちらは土壌に生息していて、立枯れ病を引き起こします。土壌のなかで10年以上生存するとされているので注意が必要です。
立ち枯れ病の直接的な原因はカビですが、土の水はけが悪いことでカビが繁殖します。
窒素系肥料を多めに与えていると、立枯れ病になりやすくなります。
立ち枯れ病が発生しやすい時期は3月から11月です。
立ち枯れ病の原因となる菌はマイナス5度でも生存しますので、冬でもまったく発生しないわけではありません。
また、梅雨の時期や秋の長雨の時期は湿度が高くカビが繁殖しやすいので、この時期には特に注意をしてください。
立ち枯れ病にかかりやすい植物はレタス、ホウレンソウ、シュンギク、エンドウ、オクラ、ソラマメなど野菜がかかりやすいです。
ほかにも草花ではコスモス、カーネーション、トルコキキョウ、ヒマワリ、ユリです。
立ち枯れ病になったときの対処法法や治療は以下があります。
立ち枯れ病になった植物は直ちに取り除くことをおすすめします。他の植物にも感染することがありますので、袋に入れて離れた場所に処分してください。抜いただけで放置するとさらに感染します。
水はけが悪いことで、立枯れ病の原因菌が活発になるため、水はけをよくして対策することができます。腐葉土、パーライト、バーミキュライトなどを土混ぜて水はけをよくしてください。
立ち枯れ病の予防・対策方法は以下があります。
畑で地植えをしている場合は、畑に傾斜をつけると水はけがよくなりますのでお試しください。
過去に立ち枯れ病を起こした土壌に植物を新たに育てる場合は、まだ菌が残っている可能性がありますので、事前に土を消毒してください。
植え付ける1週間ほど前に、カニ殻を混ぜると立ち枯れ病予防になります。
小さなカビ菌は目に見えず、完全に立ち枯れ病を防ぐことは困難です。もしも立ち枯れ病になった場合は、すぐに処分をして対処しましょう。放置しておくとどんどん菌が繁殖して感染しますので、早めの対処が肝心です。
立ち枯れ病を予防して植物を健康的に育てましょう。
GreenSnap編集部