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植物はべと病に感染することがありますが、そもそもべと病とはどんな病気なのでしょうか。症状や見分け方、予防方法、対処方法が気になりますよね。
このページではべと病について解説しています。どんな症状がでるのか覚えて健康に育てましょう。
べと病の症状は主に葉に発生します。斑点ができた部分の裏にカビが付着しているのがべと病の特徴で、他の病気との見分け方として覚えておくとよいでしょう。
べと病の初期症状は、薄い黄色の斑点で、はっきりとした斑点ではなくぼんやりとしています。初期ではあまり目立ちませんが徐々に広がっていき、斑点が広がります。
斑点は広がると色が濃くなり最終的に黒く見えるのも特徴です。近くの斑点がつながり斑点が大きくなります。晴れているとべと病の葉はパリパリに乾きますが、雨が続くとべとべとしますので、べと病という名前になりました。
べと病は人体への影響はありません。べと病になった野菜を食べても問題ありません。
べと病が発生する原因には以下があります。
カビ菌(糸状菌)が原因の病気です。原因となるカビ菌は複数あります。
直接的な原因はカビ菌ですが水はけが悪く、株がジメジメした環境で栽培されることで感染が広がります。
べと病の原因となるカビは、多湿を好むため通気性が悪い環境ではどんどん広がります。
べと病が発生しやすい時期は4月下旬から11月上旬です。とくに6月から7月の雨が梅雨や、10月の秋雨前線の影響を受けやすい時期は、カビ菌がよく繁殖しますので、この時期はべと病が発生しやすくなります。
べと病にかかりやすい植物は、キュウリ、スイカ、カボチャ、ニガウリなどウリ科の野菜や、キャベツ、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー、カブ、コマツナなどアブラナ科の野菜です。
べと病になったらこれ以上感染を広げないためにも、斑点のある部分は取り除いてください。
べと病に対応している市販の薬剤を散布しましょう。薬剤のラベルなどにべと病に対応しているかが記載されていますので、確認してください。
カビが好むジメジメした環境を好み発生して感染を広げていきますので、土の水はけをよくするのが予防につながります。
株全体の通気性が悪いとカビが繁殖しますので、剪定をして通気性をよくしておくのがおすすめです。
土壌からの感染を防ぐためにマルチで予防することも効果的です。
べと病が発生しやすい時期に発病前から薬剤を散布しておくと予防になります。
べと病は人体には影響がありませんので、初期段階であれば野菜はそのまま食べても大丈夫です。しかし見栄えが悪くなるので、予防策や対策をして、花や野菜を健康的に育てましょう。
GreenSnap編集部