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植物を育てていると、赤茶色のサビのようなものがつくことがあります。こちらはさび病と呼ばれる病気です。このページでは、さび病の原因や予防、対策について記載しましたので、ぜひご参照ください。
さび病とは、植物の葉に赤さびのような斑点ができる病気です。
症状としては、さびのような斑点ができることですが、さび病初期の場合はサビのような色ではなく、白や淡い黄色の斑点です。葉の裏に斑点がつくことがあり、目立たず気が付きにくいです。
斑点がサビのような赤茶色になると、斑点は盛り上がるのが特徴なので、他の病気と見分けやすいかと思います。
さび病は進行すると光合成ができなくなり、植物が弱りますので、注意が必要です。
さび病は人体への影響はありません。さび病の野菜を口にしても問題はありません。
さび病が発生する原因については以下があります。
さび病は糸状菌というカビが原因となります。さび病の原因菌となる菌はさまざまあります。
さび病になる直接的な原因は糸状菌ですが、とくに弱っている植物だと感染しやすくなります。
さび病が発生しやすい時期は、4月から7月、9月から11月です。
さび病の原因となる菌は24度以上では発芽しないため、真夏の高温期はさび病が発生しにくい特徴があります。カビが原因の病気ですので、6月から7月のジメジメした湿度の高い時期にさび病にかかりやすいです。
さび病がかかりやすい植物は、ニラ、ネギ、ブドウ、イチジク、ビワ、クリなどの野菜や果実が挙げられます。
また、草花ではバラ、アスター、アイリス類、サクラソウ、パンジー、ヒマワリ、ユリがさび病にかかりやすい傾向にあります。
さび病にかかった部分(さびがついた部分)をカットして取り除きましょう。そのままにしておくと、さび病が他の株にも感染する可能性がありますので、見つけ次第取り除くことをおすすめします。
放置しているとどんどん広がりますので、早めに処分してください。処分は焼却をおすすめします。
さび病の原因菌は酸性土壌を好み、アルカリ性土壌を苦手とする特徴があります。さび病になった場合は、土に石灰をまいてアルカリ性に傾けるとよいでしょう。
農薬をまいて殺菌することもおすすめです。野菜に使用する場合は、使用できる薬剤かどうかチェックしてから使いましょう。
さび病になる前に農薬を散布することも予防として有効です。薬剤には効果のある病気が記載されていますので、さび病と書かれているかチェックしてみてください。
初期段階ではサビのような色ではなく白っぽい斑点です。さび病になっている可能性はないか、こまめに目視してチェックしておくと早期に発見ができますよ。
さび病はサビ色の斑点がつきますので、わかりやすい病気、見分けやすい病気です。さび病にかかった箇所は取り除くことで対応しますが、あまりにも感染が広がると対処が大変ですよね。早めの対処が大切ですので、こまめに株をチェックしてください。
GreenSnap編集部