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エンジェルストランペットは、ユリのように見える美しい植物です。高い位置からやさしく見下ろすように開花するため、個性的でとても人気な植物ですが、どのように育てたらよいのでしょうか。
このページでは、エンジェルストランペットの育て方について解説しています。育てる場所や気を付けるべき害虫などをまとめていますので、これからエンジェルストランペットを育てたい方はぜひご参照ください。
エンジェルストランペットは、ナス科キダチチョウセンアサガオ属の植物です。熱帯アメリカ原産で、花期は5月から11月です。エンジェルストランペットはカラーバリエーションが豊富で、白、ピンク、黄、オレンジがあります。
名前から想像つくように、トランペットのような形をした花が特徴的です。その見た目から、ユリのように見えますが実際はナスの仲間です。釣り下がってトランペットのラッパ部分を下にして花を咲かせることから、天使が空からラッパを吹いているように見えることから、エンジェルストランペットという名前になりました。
また、もうひとつの大きな特徴として、エンジェルストランペットは株全体に強い毒性を持っています。口にすると幻覚や呼吸困難を引き起こすことがあるので、お手入れの際には直接肌に触れないように手袋をしましょう。また、誤食を避けるために野菜などの近くでは栽培しないようにしてくださいね。
エンジェルストランペットは太陽を好みますので、日当たりのよい場所で育てましょう。
地植え、鉢植えどちらでも育てられます。明るい場所をおすすめします。ただし、強い風を苦手としますので、強風が当たらない場所で育ててください。
エンジェルストランペットはを用土を選ぶ植物ではありませんが、栄養をたっぷりと含んだ肥沃な用土が向いています。
市販の草花用の培養土で育てることも可能です。用土を自分で作る場合は、赤玉土、腐葉土、堆肥を6:2:2の割合で混ぜてください。
地植えの場合は、夏以外はとくに水やりをする必要はありません。降雨だけで水やりは十分です。しかし、真夏で雨が何日も降らない時期は、水やりをしましょう。
鉢植えでエンジェルストランペットを育てる場合は、鉢の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。鉢底から水がたくさん流れ出るほど水やりをしても問題ありません。
エンジェルストランペットには肥料が必要です。春から秋は生育期ですので、この時期に緩効性肥料を与えましょう。肥料を与えると、花数が多くなります。
エンジェルストランペットの植え付けは、4月から5月です。
エンジェルストランペットは背丈が高くなるので、小さく育てたい場合は切り戻して高さを調整しましょう。
剪定時期は本格的な冬に入る前の11月ごろです。根元から70センチほど残して大胆に剪定してください。枝葉が混み合っている場合は、不要な部分を切り落としましょう。
最初は寂しい株姿になりますが、こうすることで、暖かくなってきた頃に再び枝葉を伸ばし始めます。
エンジェルストランペットの増やし方は、挿し木です。挿し木に適した時期は4月から8月で、剪定などで出た健康的なエンジェルストランペットの枝を使用します。10センチほど枝を切って、挿し木のために用意した土に植え付けてください。根が安定するまで、水やりをして管理しましょう。
挿し木のためにカットしたエンジェルストランペットの切り口に発根促進剤を塗布すると、根が出やすくなります。
エンジェルストランペットは病気の心配はありませんが、害虫はハダニ、アブラムシ、ヨトウムシに気をつけてください。
ヨトウムシは、エンジェルストランペットの葉を食べることがあります。見つけ次第駆除してください。乾燥しやすい時期はハダニやアブラムシの被害に遭いやすいですので、注意しましょう。薬剤を散布することも選択肢の1つです。
エンゼルトランペットの花言葉は、「変装」、「偽りの魅力」です。
エンジェルストランペットは天使がトランペットを吹いているような美しい植物です。花期には高い位置から釣り下がる花が楽しめてきれいですよ。病気になりにくい植物ですので、初心者の方にもおすすめです。ぜひ育ててみませんか。
GreenSnap編集部