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やや大きく目立つ見た目のカミキリムシはガーデニング好きには嫌われ者です。このページでは、カミキリムシの生態や被害に遭うとどんな症状が出るのか解説しています。駆除方法なども記載しましたので、ご参照ください。
カミキリムシは頭にある2本の長い触覚を持つ害虫です。甲虫類で硬いアゴを持っていて、噛む力もしっかりしています。
カミキリムシの成虫は植物の幹を傷つけて産卵をします。カミキリムシの幼虫は木を食害しながら成長していきます。木に穴をあけることが由来してテッポウムシと呼ばれることもあります。
カミキリムシの生態で気になるのは寿命で、ふ化して1~2年は木を食べながら成長します。その後は羽化して甲虫の見た目になります。羽化してからは2ヶ月ほどが寿命です。
噛む力は強く、人が万が一噛まれたら出血することもありますが毒性はありません。
天敵は野鳥です。とくにキツツキの仲間が好んで食べることがあります。野鳥など天敵を放てばある程度食べることもありますが、完全に駆除することは難しいので、殺虫剤を使うことをおすすめします。
カミキリムシは種類が豊富で、なかでも代表的な種類はゴマダラカミキリで、黒地に白い斑点があり、触覚は白黒の縞模様をしてます。
ベニホシカミキリムシは体がオレンジ色をしている種類です。
カミキリムシの幼虫は植物の木質部分を噛んで食害していき穴を開けます。だいたい高さ50センチほどのところに穴が開くことが多いです。幼虫の姿は見えなくても、木におがくず状のものが落ちていたらカミキリムシの糞の可能性がありますので、カミキリムシ被害を疑いましょう。
穴が開いた植物は弱り、そのままにしておくと枯れることもあります。
カミキリムシの成虫が活発になるのは5月から6月で、幼虫が活発になりやすいのが6月から10月です。
カミキリムシは、樹勢が悪い樹木や老木も好みます。カミキリムシが多くつくのは、ミカン科、イチジク、ナシ、ヤナギ、モミジ、クリ、シイなどです。
定期的に殺虫剤をまいて成虫に卵を産み付けさせないようにしましょう。オルトランも殺虫効果がありますのでおすすめです。また石灰乳を塗布することで産卵や虫が入ることを予防することもできます。
カミキリムシの幼虫(テッポウムシ)の駆除方法とは何があるかまとめます。
カミキリムシの被害にあった樹木には出入り口があります。糞が出ている場所があればそこが出入り口ですので、そこに針金を挿し入れて幼虫を取り出しましょう。そのまま針金でつぶす方法もあります。
樹木のなかに使えるノズルつきの殺虫剤は幼虫に効果的です。
成虫はこれから卵を産む可能性がありますので、カミキリムシを見つけたら駆除しましょう。また、すでに卵を産んでいる可能性もありますので、周囲の植物を見て、被害に遭っていないか確認してください。
カミキリムシは弱った植物、樹勢の弱った植物を好む傾向があります。被害に遭わないように植物を強くすることがおすすめなのでしっかりと肥料を与えてください。
傷んだ枝は被害に遭いやすいので、剪定の際に落としてしまいましょう。
カミキリムシがあけた穴は補修することができます。穴が開いたままだと見栄えが悪く、またカミキリムシの被害に遭うことがあります。木工用パテで穴を塞いで補修します。木工用ボンドでも穴の補修が可能です。
カミキリムシは害虫としてはやや目立ちます。幼虫は樹木のな中を食べてしまいスカスカになり弱ってしまいます。糞や成虫を見つけたら殺虫剤をまく、針金を挿し入れるなどをして対処しましょう。
早めに見つけて駆除し植物を健康的に育てましょう。
GreenSnap編集部