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近年ドライフラワーなどでも人気となっているワイルドフラワー。存在感と野性味あふれる姿が魅力的ですよね。そんなワイルドフラワーとは、一体どんな花なのでしょうか。ここではワイルドフラワーの特徴や種からの育て方、アレンジなどに人気の種類などをご紹介します。
ワイルドフラワーとは、自然の中で力強く凛と咲く花の総称ことをいいます。そのため、ワイルドフラワーとひとくちで言っても、さまざまな形や色を持つ花があります。
そんなワイルドフラワーのほとんどは、オーストラリアや南アフリカなどの自然の中で自生しています。オーストラリア原産のお花を「ワイルドフラワー」と呼び、南アフリカ原産のものを「ネイティブフラワー」と呼ぶこともあるそうです。
ワイルドフラワーは、飾っておくとお部屋のインテリアとして楽しむこともできるので、自然のパワーを取り入れたいという人におすすめのお花です。また、広いお庭で育てればお花畑のような自然な景観をつくることができますよ。
園芸用品売り場などで「ワイルドフラワーミックス」などが書かれた種を見かけたことあるかもしれません。このミックスシードとは、いくつかの種類の花が混ざった状態で販売されている種のことをいいます。
同じ草丈のものを集めたものや、季節とわず花が楽しめるよう、一年草と多年草が合わさったものなど、さまざなな種類があります。
ワイルドフラワーは他のお花に比べると強いので、育てる手間もかかりません。適期に種まきさえすれば、その後は勝手に芽が出て花が咲くので、初心者の方にもおすすめです。
ワイルドフラワーミックスシードは、基本的に3中旬~5月上旬、もしくは9月下旬~11月上旬に種をまいて育てていきます。赤玉土と腐葉土を6対4の割合で混ぜます。
庭などに地植えする場合は、砂利や雑草を取り除いておきましょう。雑草などを取り除いておかないと、ワイルドフラワーの新芽との区別がつかずに生育が悪くなることがあります。夏場に乾燥するようなら、発芽するまでは水をやりながら管理をしましょう。
ワイルドフラワーと呼ばれる花は、1万2000種類もの多種多様な種類があります。可愛らしい花を咲かせるもの、美しく凛とたたずむもの、ユニークな形をしたものなど自然がつくだす芸術のようなワイルドフラワー。
今回は、代表的なワイルドフラワーをご紹介します。
南アフリカ原産地とするセルリアは、優しく女性らしい雰囲気をの花です。日本に入ってきて、まだそれほど長くはありません。
英名では「ブラッシング・ブライト(頬を染める花嫁)」という意味があり、南アフリカのケープ地方ではウェディングブーケに使われることもあるそうです。
ワイルドフラワーの中でも可愛らしく咲くセルリアは、お部屋を癒しの空間にしてくれます。
南アフリカ沿岸部を原産とし、オーストラリアでも栽培されているピンクッション。常緑樹なので、一年中緑を楽しむことができ、開花後6週間~8週間咲き続けるので、切り花としても人気があります。
「ピンクッション」という名前は「針山(針刺し)」という意味を持ちます。待ち針がたくさん刺さっているような花姿をしていることから、この名前がつけられました。
カンガルーの足のようなユニークな形の花を咲かせます。カンガルーポーの開花時期は4~6月ですが、秋咲きの品種もあります。
赤・オレンジ・黄・緑・ピンクなどの鮮やかな色が特徴です。この特徴的な花を生かしてドライフラワーや会場の生け花としても人気があります。
ベルの形をした特徴的な実をつけるベルガムナッツ。ドライフラワーやブーケとして人気があります。ほかのワイルドフラワーと組み合わせて飾るのもおすすめです。
ストロベリーキャンドルの開花時期は春です。花茎をまっすぐに伸ばし、その先に可愛らしい赤色の花を咲かせます。ストロベリーキャンドルは、赤色の花模様が、キャンドルの炎のような形をしたハーブです。
また、その炎がストロベリーのように赤く灯っていることから、「胸に火を灯す」という花言葉がつけられました。
ライスフラワーは、日本人の主食として昔から親しまれている「お米」と似ていることらライスフラワーと呼ばれています。
春から初夏にかけて花が咲き、ピンクから白へと変化する可憐な花です。蕾から開花までの観賞期間が長く花持ちが良いので、切り花やドライフラワーとしても人気です。
ワックスフラワーは、緑色の柔らかな針葉が特徴です。4月中旬から6月中旬にかけて、キャンドルのワックスのようなロウ質で光沢のある花を咲かせることから、この名前がつけられました。
赤やピンク色の可愛らしい5枚の花びらを楽しむことができます。草丈は、最長で2メートルに達することもあります。
「王者の風格」という意味を持つプロテアは、見た目がユニークなワイルドフラワーです。プロテアの形の多様性は、自由に姿を変えることができるギリシャ神話の海神プロテウスが由来となっています。
日本でも手に入りやすく、人の顔ほどの大きさのプロテアもあり種類によってさまざまな味わい方ができます。
フランネルフラワーは、おしゃれなスモーキーグリーンの葉を持ち1年に2回、白くやわらかな花を咲かせます。花と枝葉の表面には細かい毛が密集していて、毛織物のフランネルのようなふわふわとした質感があります。
「エンジェル・スター」「ファンシー・スノー」「フェアリー・ホワイト」などのおしゃれな種類があります。
オーストラリアを原産地とするクリスマスブッシュは、クリスマスの時期に鮮やかな真っ赤な美しさで人目を引くことからこの名前がつきました。
この赤い部分、実は花ではなくてガクなんです。5~6月頃になると、樹木全体が真っ赤な星型のガクで埋め尽くされ、不思議な美しい光景を楽しむことができます。
強く凛とたたずむワイルドフラワーは、園芸用のものとは違った味わいがあります。さまざまな花の色や草姿が合わさったミックスシードなら、庭に撒いておくだけで1年中花を楽しむことができますよ。ワイルドフラワーはこれからも多種多様な品種が出回るようになるかもしれません。
また、近年はオーストラリアや南アフリカだけでなく世界中のお花の流通が増え、季節によってバリエーションに富んだ花を楽しむことができるようになりましたました。ミックスシードを育てて、原産地に思いを馳せながらてみるのもいいかもしれませんね。
生命力の強いワイルドフラワーで、お部屋やお庭をパワースポットにしましょう。
GreenSnap編集部