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煮物などでよく食べるかぼちゃはスーパーではあまり多くの品種が売られているようには思えないかもしれませんが、実際にはさまざまな種類が栽培されているのですよ。このページでは、かぼちゃの種類について解説しています。食用ではなく飾りつけ向けのかぼちゃも記載していますので、ぜひご参照ください。
まず、かぼちゃの種類は、以下の3つのタイプに分けることができます。
日本かぼちゃだけでも種類は150種類ほどあるといわれています。
スーパーマーケットに並ぶかぼちゃは種類が少ないため、そんなに種類がないと感じる方も多いかもしれません。しかし、かぼちゃは食用に向かない品種を含めると、実にたくさんの種類が存在するのです。
なお、日本で多く流通しているかぼちゃは、日本かぼちゃではなく西洋化かぼちゃというものにあたります。
日本かぼちゃは16世紀にポルトガル船の積み荷から日本に入ってきたと言われています。ポルトガル船でしたが、カンボジアを経由していたことから、カンボジアがなまって「かぼちゃ」になったといわれています。
日本かぼちゃと西洋かぼちゃは果肉(食べる部分)の食感に違いが。日本かぼちゃは西洋かぼちゃと比較して水分が多いため、ねっとりとしています。煮崩れしにくい特徴があり、煮物料理によく使われます。
西洋かぼちゃは日本かぼちゃよりも後に日本に入っていました。明治時代に日本に伝わったとされています。西洋かぼちゃは寒さに強いため、かつては北海道や東北で栽培がされてきましたが、現在はビニールハウスで全国各地で栽培されるように。
日本かぼちゃと比べて水分が少なく、ホクホクした食感です。
ペポかぼちゃは聞きなれないかぼちゃの名前ですよね。こちらは日本かぼちゃ、西洋かぼちゃどちらにも分類されないカボチャのこと。あまり食用としては利用されないタイプのかぼちゃ。
ペポかんぼちゃは、家畜のエサとして利用されるかぼちゃですが、最近では大きく育ててかぼちゃの重さを当てるイベントに用いられることも。外側がオレンジ色なので、ハロウィンの飾りとして楽しむかぼちゃです。
次に、代表的なかぼちゃの種類・品種について解説していきます。
小菊かぼちゃは「日本かぼちゃ」に分類されます。こぶりなかぼちゃで手のひらに乗るほどのサイズ。直径は15センチほど。真上から見ると、聞くの花のように見えることから、小菊かぼちゃと呼ばれるようになりました。
煮物として楽しむことが可能ですが、サイズが小さいことから中身をくり抜いて料理の容器に使用されることもあるかぼちゃです。
黒皮栗かぼちゃは、黒という名前にはなっていますが、実際は緑色のかぼちゃ。「西洋かぼちゃ」に分類され、非常に有名な種類。スーパーで売られているかぼちゃの多くは、この黒皮栗かぼちゃです。
金糸うりはウリとついていて、かぼちゃという名前はありませんが、こちらはペポかぼちゃの一種。皮が黄色く細長いのが特徴のかぼちゃです。茹でると果肉が糸状にほぐれることから、金糸という名前がつけられています。
糸状になることから、糸かぼちゃ、そうめんかぼちゃとも呼ばれます。
プッチーニは「西洋かぼちゃ」の一種。こちらは200グラムから300グラムのとても小さなかぼちゃ。外側にはオレンジ色の縞模様が入り、見た目が愛らしいかぼちゃです。
甘味があり、美味しく食べることができる小さなかぼちゃです。
えびすかぼちゃは、「西洋かぼちゃ」の1つ。こちらはかぼちゃの種類の名前ではなく、タキイ種苗が販売しているかぼちゃの名前です。
えびすかぼちゃは緑色の皮で、果肉は濃いオレンジ。大きさは1.7キロほどとずっしりしています。多く栽培されていて、お店でも見かけることがありますよ。
バターナッツという名前ですが、ナッツ類ではなく、こちらもかぼちゃの仲間。「日本かぼちゃ」の一種で、見た目は鶴首かぼちゃに似ています。ひょうたん型をしているのが特徴です。
実は、ズッキーニもかぼちゃの仲間です。キュウリの仲間と考える方も多いかと思いますが、ウリ科カボチャ属の野菜です。
かぼちゃにはさまざまな種類があることがお分かりいただけたかと思います。料理に向くかぼちゃ、見た目が愛らしくハロウィンの飾りなどインテリアに向いているものなどがありますので、ぜひぴったりのかぼちゃを見つけてみませんか。
GreenSnap編集部