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花色が豊富で、花期も長いことからガーデニングで非常に人気があるペチュニアは、ご自宅で簡単に増やすことができます。挿し芽(挿し木)という方法で増やすのが一般的で、どちらも難しい知識や道具は必要ありません。ペチュニアをたくさん育てたいという方はぜひ参考にしてみてください。
ペチュニアは春の終わりから秋と長期間開花を続ける、ガーデニングにかかせない人気の一年草です。3号苗でも植えれば、どんどん伸びてこぼれ出るようにこんもりと大きく茂ります。
そんな生育旺盛な性質から、ペチュニアは挿し芽で増える花として知られています。種まきから育てるより簡単にたくさんのペチュニアを育てられるので、ぜひ挑戦してみましょう!
ペチュニアの挿し芽は、4〜7月頃、もしくは9〜10月頃が適期です。
ペチュニアの生育適温は20〜25度なので、気温をみながら挿し芽をするといいですよ。30度を越すと生育が鈍るので真夏は避けてください。
切り戻しという剪定作業も同じ時期に手入れすることになるので、切り戻しで切り取った茎を使うのもおすすめです。
挿し木用培養土とは、無菌で清潔な保水性の高い培養土で、ホームセンターや100円ショップなどで手に入ります。
一般的な園芸用培養土には有機物が含まれており、病気にかかりやすくなるので、必ず挿し木用培養土を使うか、赤玉土小粒100%で代用しましょう。
挿し穂の切り口を鋭角に切ることで、茎からの給水できる面が大きくなり、挿し芽の成功率がぐっと上がりますよ◎
ペチュニアの挿し芽苗は、明るい日陰において管理しましょう。直射日光にあたると弱るので注意してください。
水やりは水を張ったトレーなどにいれて、底面から給水させるように管理するといいですよ。
1ヶ月もすればポットに十分根がまわるので、鉢やプランターに植えたり、花壇に地植えして楽しめます。ただし、苗を植える時期も真夏は避けてあげましょう。地植えで雨ざらしになる場合は、梅雨や台風シーズンも避けてください。
もともとペチュニアは蒸れに弱い性質があります。梅雨や夏場のあたたかい雨は、ペチュニアにとって大敵です。この時期の管理は十分注意してください。
ペチュニアの挿し芽の増やし方のコツは、清潔な剪定ハサミを使うことです。雑菌がついていると、切り口に雑菌が付着し、根がでなくなります。消毒液につけておくか、アルコールティッシュなどで拭き取ってから使いましょう。
また、発根促進剤を使用すると根がでやすくなり失敗のリスクも減りますので、持っていたら塗布してください。持っていなくても1つあるととても便利ですので、園芸店やホームセンターなどで購入してもよいかと思います。
ペチュニアは今回ご紹介した挿し芽の増やし方以外にも、種まきで増やすことができます。
秋頃になったら花がらを摘み取らず、そのままにしておくと種ができるので、茶袋などを被せて採取しましょう。
挿し芽で増やしても冬越ししなければ来年も楽しむことはできませんが、種まきの増やし方を覚えたら毎年楽しめますよ。
ペチュニアの増やし方は挿し芽が簡単です。茎を切って土に挿すだけなので、挿し芽の時期、水やりや管理場所を守ってさえおけば、初心者でも成功するでしょう。ペチュニアをいっぱい増やして、花壇やプランターにたくさん咲かせてみましょう。
松原真理子
GreenSnap編集部