warning
error
success
information
ゴムの木(フィカス)は名前からもわかるように、天然ゴムの原料となる植物です。とはいえ、寒さに強く育てやすいことから、観葉植物としても人気があります。このページでは、そんなゴムの木の種類について解説しています。これからお迎えしたい方もぜひご参照ください。
ゴムの木は、クワ科フィカス属の植物です。
熱帯地域から亜熱帯地域にかけて自生する植物で、ゴムの木には800種類以上あるとされています。種類によって大きさもさまざま。1メートルほどのコンパクトなものもあれば、25メートルにまで成長するものもあります。
あまりゴムの木は身近に感じないかもしれませんが、園芸店や雑貨屋さんでもよく見られます。観葉植物として人気なガジュマルも、じつはゴムの木の仲間です。また、果実が人気のいちじくも、ゴムの木同様フィカス属に属しています。
ゴムの木の特徴としては、大きな楕円形の葉が特徴的。尖った葉ではないので、やさしい印象になります。
また、天然ゴムの原料となるゴムの木は、枝を切ると白い粘着性のある樹液がでてきます。この樹液はラテックスといい、この樹液がゴムの原料になります。
ゴムの木の花については、日本ではなかなか見ることができません。ゴムの木に限らず、クワ科の植物のほとんどが花嚢の内側に花をつけるため、わかりにくいとされています。ただし、一部の種類のゴムの木では、よく花を咲かせるものもあります。
ゴムの木の種類を選ぶ際は、花が楽しめるかそうでないかもチェックしておきましょう。
じつはガジュマルはゴムの木の一種です。成長は比較的ゆっくりで、コンパクトになりやすいので、テーブルの上やデスクの上でも育てられます。
こちらは精霊が宿っている幸福の木と知られています。幹の途中から気根を出して、個性的な形になります。まるで人間の足のようにも見えるのですよ。このユニークな姿がとても人気となっています。
ベンジャミンもまた、有名で人気の観葉植物ですよね。ベンジャミンは、東南アジア原産。原産地では、「聖木」として大切にされているそうです。
成長すると新芽の黄緑の葉と緑の葉のコントラストが楽しめます。斑入りのベンジャミンもあり、見た目の種類も豊富です。特にベンジャミンバロックは個性的。葉が内側にクルクルとまかれているのです。
フィカス・ウンベラータも、観葉植物の中でもトップクラスの人気を誇ります。こちらはハート型の葉が特徴的で、葉も大きくて立派です。光にあてると葉脈が透けるほどで薄い葉をしています。
フィカス・ティネケは葉色が白・淡い緑・深緑と3色はっきりと色がでるのが特徴で、少し迷彩柄のような風情もあるおしゃれな品種です。新芽や葉裏は赤っぽかったりするので、ひとつあれば4色、いろとりどりの姿を楽しめます。
フィカス・プミラは、ほかの種類と比べても比較的葉が枯れる心配が少ないため、初心者に人気の観葉植物です。つる性のフィカスで、あまり大きくならないので、狭い場所に飾りやすいです。葉のフチに白い斑が入る特徴があります。
アサヒゴムはインドゴムの木から生まれた突然変異種。こちらも葉のフチに白い斑が入る特徴がありますが、少し葉は大きめです。インテリアとしても人気な観葉植物となっています。
フィカス・アルテシーマは大きくて丸い葉が特徴的なゴムの木です。葉は明るいグリーンと深い緑が混ざっています。こちらも人気が高い観葉植物。日当たりが悪い場所で育てると、明るいグリーンが暗くなってきますので、注意が必要です。
フィカス・アルテシーマ・バリエガータは緑と黄色のコントラストが色鮮やか。明るくカラフルな印象のゴムの木が欲しい方にはこちらがおすすめ。特に太陽光が大好きですので、置き場所は選びましょう。日陰で育てると、ヒョロヒョロになります。さらに葉も変色しますので、ご注意ください。
ゴムの木のなかでもフィカス ・ベリーズは変わり種で観賞価値が高いと言えます。こちらの葉は緑ではなく赤いのです。そのため、ベリーズは「赤ゴム」とも呼ばれています。
フランスゴムノキという名前ですが、こちらはオーストラリアが原産。フランス人の植物学者によって発見されたため、このような名前となりました。葉は丸くて、深い緑色をしています。1メートル前後に成長するフィカスですが、現地では10メートルを超えるものも多いです。
フィカス・バーガンディーは葉色が黒っぽく、モダンな印象のあるインテリアグリーンとして人気です。新芽は赤っぽく、伸びるにつれてだんだんと黒味を帯びていきます。
自宅にゴムの木をお迎えする際には、風水が気になりますよね。ゴムの木は風水学上では陽の気を持っていると考えられています。陽の気があると、家のなかに明るい気が流れるのです。運気を取り込む玄関に置くとよいですよ。
大きく丸い葉のゴムの木はインテリアとしても大人気。スペース的に大型のものが飾りにくいお宅は、ガジュマルなどコンパクトなものをおすすめします。太陽光を好みますので、よく光をあてて育ててあげてくださいね。
GreenSnap編集部