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春、小さなポンポンのような花を枝いっぱいに咲かせるミモザ。鮮やかな黄色い花は見る人の気持ちを明るくさせます。そんなミモザの花をできるだけ長く残したい場合は、リースにアレンジするのがおすすめです。
今回はミモザリースの作り方や飾り方の例などをご紹介します。
本来、ミモザという植物はなく、日本で使われている「ミモザ」という言葉は「アカシアの仲間の花」を総称した言葉です。
アカシアはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の植物で、オーストラリアやアフリカなど乾燥地帯に多く分布しています。世界中には600種類ほどが自生しており、その多くが黄色やクリーム色の花色をしています。花の特徴として、細長いおしべが放射状に広がり、ポンポンのような球形の花を咲かせます。
現在では春の花木として広まり、開花すると木全体が黄色くなるほど花をつけるので、庭木にするとお庭全体がパっと明るくなります。また切り花としても出回り、日本ではとくに「フサアカシア」や「ギンヨウアカシア」という品種が、切り花用として出回っています。
春になり、ミモザをお部屋の中や玄関先などに飾りたくなったら、リースにアレンジするのをおすすめします。
ミモザは枝がやらかく丸めやすいのと、ドライフラワーにしても、鮮やかな黄色はそのまま残るのが魅力。まさにリースにぴったりの花材なのです。ミモザをリースにして飾ると、生花よりも長く飾れますし、日を置くごとに色が変化していく様子も一緒に楽しめますよ。
リースづくりに使うミモザの花は、花屋などで購入した切り花でも、庭木のミモザを剪定したものでも、どちらもリースづくりに使えます。しかし、ミモザの花は一度花瓶にさして置くだけでも乾燥が進んでいきます。乾燥してからリースづくりをすると、途中で花や葉がボロボロ落ちてしまうことがあるので、切った枝はできるだけフレッシュなうちに、すぐにリースにするといいですよ。
リースの土台はでも雑貨屋さんや花屋さん以外にも、100円ショップでも購入できます。リース土台の大きさによってミモザの量も変わりますし、花のつき方によっても異なります。ご自身の好きな分量を用意しましょう。
気をつけたいポイント一つ目は、ワイヤーや麻ひもの巻き方です。乾燥すると抜け出てしまうことがあるので、ミモザの束をつくるときと、リース土台に巻きつけるときは、きつめに巻きましょう。心配ならグルーガンやボンドで止めておくと、崩れません。
フレッシュなミモザを巻き付けた直後は、土台の大きさから3倍ほどに膨らんで分厚く見えます。しかし、ミモザは時間が経ってドライになると縮むので、気持ちボリューム多めに括りつけると、乾いてからちょうどよい大きさになります。できあがりから1週間ほど経つと、きれいに退色していきます。
ミモザのリースをつくったあとはすぐに飾りたくなりますが、1週間ほどはテーブルなど平らな場所に置いておきましょう。リースつくりたての生花のミモザは水分を含んでいるため、すぐに飾ってしまうとその重力で全体が下にさがり、形が崩れてしまうことがあります。飾る前に一旦平らな場所で乾燥させると、形良く長持ちさせることができますよ。
リースの土台に全てミモザの花をつけるのではなく、半分だけにしてミモザのハーフリースにすると、こなれた感じでおしゃれな作品にしあがります。ミモザの量が足らないときにもおすすめの方法です。
ミモザのリースをつくるときに、ワイヤーやチェーンをいっしょにつけるだけで、天井から吊り下げて飾れるフライングリースがつくれます。発色の鮮やかな黄色いミモザのフライングリースは、空間を一気に華やかにしてくれます。
ミモザのリースをつくるときは、ミモザの量も大切ですが、長さも大切です。ミモザの花を長めに切りそろえてリースにすると、写真のような、螺旋状のボリューミーなミモザリースがつくれます。
ミモザリースはユーカリやバーゼリアなど、ドライにしやすいシルバーグリーンの葉っぱと相性がいいです。ミックスしてリースにすると、ミモザのみでつくるときとはまた違った雰囲気がでます。
ミモザと他の花を合わせるときは、白い花がおすすめです。白と黄色は相性がよく、より爽やかでフレッシュな色合いにお互いを引き上げてくれます。ちなみに写真の白い花はドライフラワー向きのスターチスです。
大人っぽいミモザのリースにしたいなら、暗めの青い花を合わせるといいです。黄色と青は反対色なので相性がよく、暗めの色だと落ち着きがでてよくなじみます。写真の青い花はルリタマアザミ、アジサイなどです。
もっとミモザのリースの作品アイデアを見たい方はこちら▼
ドライにしても鮮やかな黄色がほどよく残るミモザの花を長く残しておきたい場合はぜひリースにアレンジしてみましょう。お部屋の大きさに合わせてリース台の大きさを変えてみるのもポイントです。
GreenSnap編集部