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ユーカリ・ポポラスはオーストラリアを原産とする、フトモモ科ユーカリノキ属の常緑小高木です。
特筆すべきは特徴的な葉の形で、ハート型をしています。そのかわいらしさを相まって、近年は庭木としても人気を博している植物なのです。
今回はそんなユーカリ・ポポラスの育て方をご紹介します。
ユーカリ・ポポラスは風通しと日当たりのよい温暖な環境を好むので、庭やベランダに置いて育てるのがおすすめです。
一方でユーカリ・ポポラスは多湿や寒さを苦手としています。梅雨の時期や冬の間は室内に移動させたり、霜の当たらない場所に置くようにしましょう。
ユーカリ・ポポラスには表土が乾いたあとに水をあたえます。砂漠の緑化にも使われる植物なので、水やりは控えめにしてやや乾燥気味に育てましょう。
ユーカリ・ポポラスには水はけのよい土が適しています。ユーカリ・ポポラスを鉢植え栽培する場合は、「赤玉土小粒7:腐葉土 2:バーミキュライト1」の割合で混ぜた土を使用してください。市販のハーブ用培養土を使っても構いません。
ユーカリ・ポポラスを地植え栽培する場合は、植え付け1週間前に元肥として2kg/㎡の堆肥と、100g/㎡の緩効性化成肥料を混ぜ込みます。混ぜたあとはよく耕して、植え付けに臨みましょう。
ユーカリ・ポポラスは他の樹木に比べて肥料を必要としません。製品の規定目安よりも少なめに施してあげるくらいがちょうどいいです。
ユーカリ・ポポラスを鉢植え栽培する場合は、植え付け・植え替え時に堆肥や緩効性化成肥料を施してください。
ユーカリ・ポポラスを地植え栽培する場合は、生育期である4〜8月に緩効性化成肥料を施すのがおすすめです。
ユーカリ・ポポラスの植え替えは、4〜8月に行います。この時期はユーカリ・ポポラスの生育期にあたるので、植え替えのダメージを回復しやすいです。
鉢植えのユーカリ・ポポラスを植え替えする場合、苗や株よりも一回り大きな鉢を用意します。5合の苗であれば、6〜7合鉢が目安です。
ユーカリ・ポポラスは春の3〜5月や秋の9月に剪定します。生長スピードが早いため、毎年の剪定が不可欠です。
春の剪定では枝の生長を見越して樹形を整えるように剪定しましょう。秋の剪定では夏に伸びすぎてしまった枝や、葉が密集している場所の風通しを確保するために剪定してください。
ユーカリ・ポポラスは6〜7月に、挿し木によって増やせます。剪定のときに切り取った枝を使いましょう。
ユーカリ・ポポラスはうどんこ病やハダニの被害を受けやすい植物です。うどんこ病は粉をまぶしたように白くなってしまい、ハダニは葉から栄養を吸い取ってしまいます。薬剤散布をして駆除したり、被害を受けた枝葉の切除などの対策をとってください。
ユーカリ・ポポラスは2〜5月に毛のような花びらが外に開く独特の花を咲かせ、4〜5月に最盛期を迎えます。根本はオリーブグリーンで、先端に行くにつれてピンク色になるグラデーションが見事な花です。
ユーカリ・ポポラスを含むユーカリの花言葉は、「新生」「思い出」です。
森林火事の頻発するオーストラリアでも、雨が降ればすぐに芽が生える生命力に由来にしています。
ユーカリ・ポポラスは落ち着いた葉色と、ハート型の葉がかわいらしい植物です。梅雨や冬の管理に気をつければ、おしゃれな庭木として存在感を発揮してくれますよ。
GreenSnap編集部