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ミニバラの増やし方にはいくつか方法がありますが、その中でも挿し木で増やす方法はよく知られています。ミニバラの挿し木は簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。
今回は、ミニバラの挿し木について詳しくご紹介していきます。
ミニバラは、種まきや挿し木などで増やすことができる植物です。挿し木とは植物の枝や茎を用土に挿して増やす方法のことで、ミニバラの挿し木の手順はそこまで多くはありません。
お店や通販などでミニバラの鉢を購入されている方も、ぜひ挿し木の方法を覚えて増やしてみてはいかがでしょうか。
ミニバラの挿し木は、4〜5月の芽吹くころを除けば、基本的にいつでも行えます。というのも、ミニバラの挿し木には「緑枝挿し」と「休眠挿し」の2パターンがあり、それぞれで時期が異なるのです。
緑枝挿しなら5月下旬~6月下旬頃、休眠挿しなら10月下旬~12月上旬頃が、挿し木を行うのに最も適している時期です。
ミニバラの挿し木は、花がら摘みや剪定と同じタイミングで行うと株への負担も少ないです。
ミニバラの剪定は種類によっても若干時期が異なるので、こちらの記事も参考にしてみてください。
用土にはいくつか種類がありますが、ミニバラの挿し木には必ず市販の挿し木用培養土か、赤玉土や鹿沼土100%にパーライトなどを混ぜて使いましょう。
一般的な草花用培養土には肥料や堆肥が含まれており、雑菌が生まれやすい状態になっています。挿し穂はデリケートなので、挿し木に使う土は無菌で清潔である必要があります。
今回は一般的な緑枝挿しのやり方について解説していきます。
ミニバラの挿し穂は花が咲き終わる頃の活きの良い枝を切り取って使いましょう。枝の太さは3mm~7mm程度が理想です。
なお、花が咲いたすぐ下の2〜3節下の枝葉は使いませんので切り落としてください。挿し穂が長すぎる場合は葉の分岐のすぐ上部分で枝を切りましょう。だいたい10〜15cmくらいの長さが理想的です。
前述にしたがって挿し穂をきりとったら、1時間以上は切り口を水につけておきましょう。このとき発根剤を水に規定量混ぜると、挿し木の成功率が上がります。
ポットにはあからじめ挿し木用の土を入れて、お水をたっぷりとかけて湿らせておきます。その後、割りばしなどで用土に植え穴を開けておいてください。
水につけていた挿し穂を水揚げして、土に奥までしっかりと差し込みます。複数本同じポットやプランターに挿すときは、挿し穂の葉が重ならないようにしながら作業しましょう。葉が重ならないことで光合成が活発になり、風通しも良くなることで防虫効果が期待できます。
用意した全ての挿し穂を挿し終えたら、再度用土にたっぷりとお水を与えます。
ミニバラを育てる時は日当たりが良い環境を整えますが、挿し木してから発根するまでの間は明るい日陰で育てることをおすすめします。挿し木した後の3日間は毎日水やりをして、その後は用土が乾いた時に水やりをします。
与える水の量が多いと発根するまでに挿し穂が腐ってしまう可能性があるため、4日目以降の水やりの量は十分気を付けるようにしましょう。また、この時期に肥料を与える必要はありません。
その後、ポットの底から根が見えてきたら、肥料入りの培養土へ移し替えます。
ミニバラを挿し木で増やすときに、いくつか失敗しないためのコツがあります。まずは、ポットに入れた用土にはたっぷりとお水をかけておきます。そして、挿し穂も十分に水を吸わせます。挿し木した後は、風通しの良い明るい日陰の場所で管理します。
また、発根するまでの間に与える水の量もポイントです。水の量が多すぎることで挿し穂を腐らせる原因になるため、用土の乾き具合を見ながらお水を与えていきましょう。ミニバラを育てる上で、根の生長はとても重要です。
発根するまでは根の生長が気になりますが、用土から取り出して確認することはしないようにしましょう。用土から何度も出すことで、腐る原因になってしまいます。
挿し木での増やし方は、ミニバラを増やす時によく使用される方法です。ミニバラの苗を毎回購入しても良いですが、増やすことができればガーデニングももっと楽しくなりそうですね。
今回ご紹介したようにミニバラの挿し木にはいくつかコツがありますが、コツを押さえてしまえばそこまで難しい作業ではありません。
種類が豊富なミニバラは何種類育てても飽きないので、ぜひともご自宅でミニバラを増やしてみませんか。
GreenSnap編集部