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チューリップの季節といえば春を連想しますが、実際は冬から咲くのをご存知ですか?開花時期の違うチューリップを組み合わせれば、最長5ヶ月も開花を楽しめるかもしれませんよ。
ということで今回は、チューリップの開花時期や組み合わせ方、花期別おすすめの品種についてご紹介します。
チューリップといえば暖かくなった春の季節に咲く花のイメージがありますよね。
もちろん開花時期のなかには春も含まれるのですが、実際には12月から咲く品種もあるので、じつはチューリップは冬の季節から楽しめるお花なんです。
童謡でも歌われるなじみ深い花だけに、育て方もとっても簡単なので、ガーデニング初心者の方もチューリップを植えて育ててみましょう!
チューリップは冬の季節から咲くとは言ったものの、チューリップのひと花自体の開花期間は7〜10日ほどと、意外と短いです。
チューリップは秋植え球根なので、秋に植えますが3〜4ヶ月育てたのに10日程度で見頃の時期が終わってしまうなんて、少しものたりないですよね。
そんなときにおすすめなのが、開花時期が違うチューリップを組み合わせる「リレー栽培」です。
チューリップには現在約6500ほどの品種があり、品種によって開花時期もかなり異なります。開花時期によってタイプが区切られていて、それぞれ関東基準だと下記のような時期に咲きます。
つまり、全てのチューリップを組み合わせると、最大で5ヶ月ほどリレーのように咲き続ける花壇を楽しめるわけなのです。この考え方や栽培方法を「リレー栽培」と言います。
チューリップは紅葉が見頃を迎えるころを目安に植えましょう。
地域によって気温は異なりますし、年々気温変化が激しくなっているので決まった月に植えると考えていると、暑すぎたり寒すぎたりして失敗する可能性があります。
ちょうど紅葉が見頃を迎える時期の温度が、チューリップの栽培適温を一致しているので、一つの目安にするといいでしょう。
開花時期が違うということは植える時期も違うの?と思う方もいるかもしれませんが、植える時期は同じで大丈夫です。
とくにアイスチューリップは人工的に冷蔵処理をし、球根にもう冬が過ぎて春が来たと勘違いさせて開花時期を早めた品種です。11月に他の球根を一緒に植えると早ければ1ヶ月後には開花が楽しめ、普通のチューリップよりも開花期間が1ヶ月ほど続きます。
本来チューリップの球根を植え付けるときの間隔は、地植えなら10cm、鉢植えなら5cmほどが目安です。このくらい間隔をあけると、地下で球根がきっちり太って、翌年にまた花を咲かせる体力を蓄えられます。
ですが、リレー栽培をするときは同じ間隔で植えると、全ての球根が同じ時期に咲くわけではないので、実際にチューリップが咲いたときにかなりスカスカな見た目になってしまいます。
そこでおすすめなのが密植です。文字通り、チューリップの球根を密に植える方法で、地植えなら4〜5cm、鉢植えなら2〜3cmほどの間隔をとって植えます。
密植するとその時期に咲くチューリップの花の数が増えるので、リレー栽培でもゴージャスな咲きっぷりを楽しめますよ。
詳しい植え方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
リレー栽培では密植をとおすすめしましたが、密植にはその球根が1年で終わってしまうというデメリットがあります。間隔が狭いと次の花のためのエネルギーを蓄えられないのです。
来年も同じ球根で咲かせたいのでチューリップは密植したくない!という方におすすめなのが、開花時期が同じ別の花を一緒に植えることです。
チューリップと相性のいい花は例えば次のような種類があります。
これらの花は開花期間が長く、リレー栽培の期間中、手入れをすればずっと咲き続けることができます。
ほかにもさまざまな花と組み合わせられるので、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
チューリップのリレー栽培を楽しむには、その品種の開花時期をきちんと知っておくことが大切です!開花時期別でチューリップのおすすめ品種をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみにアイスチューリップにはまだほとんど品種展開がないので、「冬咲きチューリップ」などの名前で調べてみると見つけられます。
また、市販では「リレー咲きチューリップ」などの名前で、開花時期が違う球根をミックスして販売しているものもあります。一袋あればリレー栽培が楽しめて手軽なので、探してみるといいですよ。
一重咲きのすっきりとした上品な花姿で、爽やかなピンクが人気です。
シックなアプリコットピンクが大人っぽく、八重咲きの華やかさが美しいです。
爽やかな黄色と白の色合いがきれいな二色・一重咲きのチューリップです。
まるで牡丹の花のように華やかな八重咲きが美しいチューリップです。
淡いピンクに黄色の複色がはいる一重咲き。咲き進むと桃色に白の縁取りへと変化します。
こっくりとした深みのあるボルドー色が人気で、上品な花姿を楽しませてくれます。
白と淡いグリーンの組み合わせがナチュラルな八重咲き品種です。
白とピンクの複色で豪華な咲きっぷりで長年人気の八重咲き品種です。
先細りの花びらと陽気な色味、フリルのような葉がドレスのように美しいです。
外側の花びらだけピンクになり、まさにアイスクリームが乗ったような咲き姿が人気です。
春の季節の風物詩とされていたチューリップですが、最近では冷蔵処理によって12月の冬の季節から咲く品種もあるということをご紹介しました。
開花期間自体はあまり長くないチューリップですが、開花時期が違う品種を上手に組み合わせてリレー栽培すれば、5ヶ月もの長期間にわたって見頃の時期を楽しめますよ。
チューリップは育て方も簡単なので、ぜひ冬から春の間、花壇や鉢植えに植えてお楽しみくださいね。
GreenSnap編集部