こんにちは、GreenSnap編集部です♫
美しく気品あふれるバラは、どの世代からも愛される、まさに花の女王ですよね。そんなバラを秋に咲かせるためには、暑さ対策もさることながら、台風対策も必要です。
今回は、バラガーデナーのみなさんに向けて、台風前にやっておくべき対策、台風後にやるべきケアについてご紹介します。
バラ台風対策の基本のキ
バラはトゲのついた品種が多く存在します。防風によって株全体が激しく煽られると、そのトゲによって、自分で自分を傷つける可能性が高いです。一度傷つくと、そこからあらゆる病原菌が侵入して、枯死にいたることもしばしば。
つまり、バラの台風対策で重要なのは、株全体が風で揺られないようにするということです!
タイプ別バラの台風対策!事前にやっておくべきことは?
バラは鉢植えで楽しんでいたり、地植えにしてお庭で広く楽しんだり、アーチにして楽しんだり、育て方もさまざまですよね。育て方のタイプによって、できる台風対策も変わってくるので、ご自身の栽培状況でできる、最大限の台風対策をしましょう。
鉢植えのバラの台風対策
基本的なことですが、鉢植えは雨風が避けられるところへ移動させるのが一番いいです。できれば屋内、もしくは軒下などに避難させましょう。最低でも、鉢植えを壁際一箇所に固めて、一気に鉢を紐でくくっておくと、倒れにくくなります。
地植えのバラの台風対策
地植えのバラの場合、支柱と防風ネットを駆使して、台風対策をします。用意するのは一株に対して、太くて頑丈な支柱5本と防風ネット、レンガなどの重し、頑丈な誘引紐です。
まず株のすぐ側に、中心となる支柱を深く差します。(このとき株が自然に生えた角度と同じ角度で差すといいでしょう)次に誘引紐で株全体を一つに束ねて、中心の支柱に2〜3段に分けて固定していきます。そうしたら、株の四方にそれぞれ支柱を差して、防風ネットをかぶせて固定し、レンガなどの重しで固定したら完成です。
誘引してあるつるバラの台風対策
アーチやフェンスやオベリスクに誘引している地植えのつるバラは、もっとも台風の被害を受けやすいです。外したり移動することもできないので、事前にできる最も効果的な台風対策は、不要枝の剪定です。折れそうの弱めの枝はもとより剪定しておきましょう。
また、こまめに誘引紐で結んであげたり、アーチやフェンス自体にグラつきがないかを確認しておくのも大事です。
台風通過後のバラのアフターケア
台風が過ぎても油断禁物です。台風が巻き上げた潮風によって、バラは塩まみれ。こうなると塩害を起こして、あっというまに枯れてしまう可能性もあるので、まずはしっかり真水で洗い流しましょう。
そのあとは、目に見えなくとも無数についている傷から感染しないように、しっかりと殺菌剤を散布しておくことが重要です。
バラの台風対策、アフターケアをして、美しい秋の開花を楽しもう!
春のバラは季節で咲いて、秋のバラは腕で咲くとはよくいったもので、秋にバラを咲かせるにはこの夏のケアが最も大事です。台風シーズン、酷暑シーズンの8、9月は、天気情報にも注意しながら、適切に台風対策、アフターケアをしてあげてくださいね!
この記事を書いた人
GreenSnap編集部
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