warning
error
success
information
こんにちは、GreenSnap編集部です♫
「春のバラは自然が咲かせ、秋のバラは腕で咲かす」なんてよく言われる通り、秋に美しくバラを咲かせるには、今からの夏の暑さ対策とピンチ・剪定が重要なんです!ふと見たら葉っぱが変色したり、よく落ちたりしていたら、それは夏バテかもしれません。
今回は、バラの夏バテ症状・サインと、秋に咲かせるための夏の過ごし方についてご紹介します。
バラの葉先が縮れているときは、水分不足かもしれません。合わせて細かい白斑がでることも多く、葉先まで水分や養分が届かずに縮れてしまっている状態です。
新芽に黄緑色の斑点がでたり、茶色っぽく変色したときは、葉焼けをおこしているサインです。とくに耐寒性の高いバラや四季咲き性のバラの、小さく柔らかい葉の品種は、葉焼けを起こすことが多いようです。葉焼けは見た目にはもちろん、生育にも悪いので、切り取りましょう。
葉が黄色っぽく変色して落葉するときも、水切れや栄養過多が原因です。とくに株の外側の葉に症状が現れることが多いです。
夏の水やり方法については、バラの夏バテ予防の項目で詳しく説明しますね。
肥料については、夏場は株の体力が落ちるので、施肥厳禁です。追肥は、株の様子をみながら、6月上旬に1回、9月下旬に1回与えるくらいがいいですよ。
夏場の水やりは表面の土が乾いたら、朝8時くらいまでの、涼しい時間帯にたっぷりとあげるようにしましょう。鉢植えの場合はとくに、1回あげたら10分くらい時間をおいて、もう一度たっぷりと水をあげるといいですよ。
梅雨あけから8月いっぱいは夕方に葉水もかねてシャワーを全体的にかけるのもいいようです。ただし、9月以降は黒点病の原因になるので、控えましょう。
地面から受ける熱を遮断するのも効果的です。遮光・遮熱効果のある鉢カバーにいれたり、アルミホイルを巻くだけでも遮断性が上がります。また、二重鉢といって、一回り大きい鉢に鉢ごといれて、隙間を新聞紙や土でつめる方法もあります。
夏は置き場所に注意が必要です。移動できる鉢植えの場合は、明るい日陰くらいの場所で管理するといいでしょう。地植えの場合は、よしずやサンシェードなどで日光を30〜50%カットするといいです。また、コンクリートに直置きするのもやめましょう。
暑い夏でも、バラは多少無理をして花を咲かせようとします。そうすると株が弱り、以降の花が咲きにくくなるので、夏は花を咲かせないのが基本です。枝先につく蕾を取り除き、つまりピンチをして、花をつけないようにしてやりましょう。
9月に入ったら、秋の花つきの鍵をにぎる、夏剪定を行います。品種によっても剪定の方法が変わるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
バラは秋に咲かせる花が腕の見せ所なわけですが、品種によって、もっと言えば個体によって、相性のいい夏越し方法も変わってくるので、様子を見ながら試してみるといいですよ。
夏の暑さ対策やピンチ、剪定をして、秋に咲く美しいバラを楽しみましょう!
GreenSnap編集部