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5月の初夏から9月の晩夏まで、夏に苗植え・種まきをして栽培する野菜は、早いものでは夏から秋、多くは秋から冬にかけて収穫を楽しめます。夏の太陽をうけて育つ、栄養豊富でとれたて新鮮な野菜を味わえるのは、家庭菜園の醍醐味です。
今回は、家庭菜園でおすすめの夏植え・夏まき野菜をご紹介します。
とうもろこしは5月下旬から6月上旬に種まきをしましょう。家庭菜園での栽培の場合、人工授粉など手間がかかりますが、栽培は比較的簡単です。雄穂がついてからの水やりは欠かさずに行うのがポイントです。収穫時期は、種まきから約70〜90日後の8月頃です。
トマトは6〜7月に苗を植え付けるのが適期です。日当たりと乾燥を好むため、水やりは控えめに行いましょう。初心者には病害虫に強い品種がおすすめです。収穫時期は、苗植えから約60〜80日後の8〜9月頃です。
キュウリは6〜7月に苗を植えるのが適期です。つる性の植物で、収穫できるグリーンカーテンとしても利用できます。収穫時期には誘引や支柱立てをしっかり行いましょう。収穫時期は、苗植えから約40〜50日後の7〜8月頃です。
ゴーヤは6〜7月に苗を植えるとよく育ちます。病害虫に強く、初心者にもおすすめ。収穫時期は、苗植えから約60〜70日後、開花から約20日後の8〜9月頃です。
オクラは高温を好む野菜で、種まきは5月下旬から7月上旬が適期です。発芽率を上げるため、種を一晩水につけてからまくのがおすすめです。株間を30cmほど空け、収穫は小さめの実をこまめに行うと長期間収穫が楽しめます。収穫時期は、種まきから約50〜60日後の7〜8月頃です。
モロヘイヤは種まき時期が6〜7月です。虫がつきにくく、初心者にも育てやすい野菜です。葉が柔らかい若い時期に収穫するのが美味しく食べるコツです。収穫時期は、種まきから約40〜50日後の7〜8月頃です。
ズッキーニは5月下旬から6月中旬に種をまきます。地植えでも鉢植えでも育てることができ、収穫は花が落ちてから数日がベストです。株間を広めに取ると病気の予防になります。収穫時期は、種まきから約50〜60日後の7〜8月頃です。
スイスチャードは6〜8月が種まきの適期です。葉の色が鮮やかで観賞用としても人気。比較的育てやすく、葉を収穫して何度も楽しむことができます。収穫時期は、種まきから約30〜40日後の7〜9月頃です。
ルッコラは種まきから収穫まで約30〜40日と短期間で育ちます。葉が柔らかいうちに収穫すると、より美味しくいただけます。
小松菜は冬以外は基本的にいつでも種まき可能なので、6〜8月に種をまくこともできます。この場合の収穫時期は7〜9月頃です。種まきから約30日ほどと短期間で収穫でき、手間が少ないため初心者にもおすすめです。
アイスプラントは多肉植物の一種で、6〜8月に種まきが可能です。収穫時期は、種まきから約40〜50日後の7〜9月頃です。水耕栽培も適しており、プチプチした食感が特徴です。
夏場は強い日照りで水分が蒸発しやすく、植物も活発に水分を吸水しているので、土が乾燥しやすく、水切れを起こしやすいです。露地栽培でも、乾燥した日が続くようであればたっぷりと水をあげましょう。
またマルチを張ったり、敷きわらをしいて、温度上昇を防止するのもおすすめです。
夏場の水やりは日中にあげてしまうと、土の中が蒸し風呂状態になり、生育に悪影響を及ぼします。水やりをするのであれば、朝8時までの涼しい時間帯や、16時以降の夕方などを選びましょう。プランター栽培なら、土の状態をみながら朝夕2回あげるいいです。
5月から過ごしやすい時期になってくると、害虫も活発に活動し始めます。特にアブラムシ、ヨトウムシ、ハダニなどに気をつけるといいでしょう。
また、夏は蒸し暑く、過湿状態になりやすいので、混み合った部分を間引きや剪定をして、風通しをよくすることで、病害虫防止にもつながります。
野菜の栽培適温はほとんどが20〜30度です。気温30度以上にもなる日本の夏は、野菜にとって、農作業をする私たちにとっても、厳しい時期です。野菜にも自身にも、しっかりと暑さ対策をして、秋口の収穫を楽しみましょう。

GreenSnap編集部