警告

warning

注意

error

成功

success

information

ホテイアオイの育て方|増やし方は株分けが簡単?室内で冬越しできる?

  • ミズアオイ科
  • ホテイアオイ属

金魚やメダカの水槽に浮かべて水草として楽しむことが多いホテイアオイ(布袋葵)は、ミズアオイ科の非耐寒性多年草です。ホテイ草とも呼ばれ、熱帯地域の南アメリカ原産のため寒さには弱いですが、繁殖力旺盛で放っておいてもどんどん増えていきます。

熱帯の国々では、水路などで繁殖しすぎて問題になっているほど。日当たりが良ければ元気に育つので、初心者にもおすすめの植物です。今回は、そんなホテイアオイの育て方をご紹介していきます。

ホテイアオイ(ホテイ草)の植え付け方法

植え付け

ホテイアオイの苗は、暖かい季節になってくるとホームセンターの売り場に並びます。苗を購入したら、水面に浮かべるだけで、土に植え付ける必要はありません。

気温が上がっていくとよく繁殖するので、はじめに浮かべる株の数には注意が必要です。

種まき

ホテイアオイの種まき時期は春頃です。ホテイアオイの種は乾燥に弱いので、冬の間は水に沈めるか泥に埋めて保管しましょう。

ホテイアオイ(ホテイ草)の育て方

日当たり・育てる場所

ホテイアオイは、日光を好むので日当たりの良い場所でよく育ちます。性質は丈夫ですが寒さには弱く、冬には枯れてしまうので、室内で管理するとよいです。15℃以上あれば1年中生育します。

また、水に浮かべて育てますが、水質はあまり選びません。水質を安定させるために、底に少し土を入れるか、ほかの抽水植物の鉢を入れて栽培するとよいでしょう。

水槽には蚊の幼虫ボウフラが発生することがあるので、ホテイアオイと一緒にメダカを飼うのがおすすめです。

水やり

ホテイアオイは水槽や水鉢に浮かべて育てるので水やりは必要ありません。水質が極端に悪化してしまった場合は、容器の水をすべて取り替えましょう。

用土で育てる場合は、常に土を湿った状態に保ってください。

肥料

ホテイアオイへ肥料を与えると巨大化する場合があるので、基本的には与えません。もし花付きが悪い場合は、容器の底に敷いた用土に固形肥料を施しましょう。

用土

ホテイアオイは、水槽や池のほかに多湿の土でも栽培することができます。

常に土がじっとりと湿った状態を保つか、鉢ごと水に沈めて育てるとよいでしょう。用土は、粘土質の荒木田土などを利用してください。

植え替え

ホテイアオイはある程度の大きさになると、自然に分離していくので、とくに植え替えなど行う必要はありません。

株が増えすぎたなと思ったら間引きしてください。

病気・害虫

ホテイアオイは、病害虫の被害が少ない植物です。まれにアブラムシが発生することがありますが、擦り取るか、薬剤散布で駆除します。

ただし、水槽や池で魚などの生き物を育てている場合、悪影響を及ぼす可能性があるので薬剤散布はやめましょう。

ホテイアオイ(ホテイ草)の増やし方は株分けがおすすめ

ホテイアオイの増やし方は「株分け」という方法が簡単です。ホテイアオイはランナーを出してたくさんの子株をつくるので、この子株を切り分ると簡単に株分けできます。また、自然に分離した株を分けて増やすこともできます。

ただし、ホテイアオイは繁殖力が強くあっという間に増えてしまうため、在来種に影響を及ぼす可能性もあるとして一部地域では問題視されています。

要注意外来生物にも指定されているので、増えすぎたからといって近所の池や沼に捨てることはやめましょう

ホテイアオイ(ホテイ草)は室内で冬越しできる?

ホテイアオイは寒さに弱く、冬は5℃以上を保てるように育ててください。寒い地域で育てている場合は、室内に移して管理してください。

また、冬に枯れてしまうことがありますが、春になると新しい芽を出すこともあるので、枯れてしまっても暖かくなるまで諦めず待ってみましょう。

ホテイアオイの花

ホテイアオイは開花時期の7月から10月頃になると、うすい青紫色の、花径約3㎝ほどの可憐な花を咲かせます。花弁は6枚で、上を向いた花弁に黄色い斑が入るのが特徴です。葉の間から高く伸ばした花茎の先に花を付けます。

朝開いて夕方にはしぼんでしまう1日花ですが、次々に群生するので見ごたえがあります。

ホテイアオイを室内で育てて冬越しさせよう!

ホテイアオイは、魚を育てる水槽やビオトープの水草として活用することはもちろん、きれいな花を咲かせるので観賞用としても楽しめます。薄青紫色の花と、ツヤのある緑色の葉は水辺に彩りを与えてくれます。

水に浮かべて育てるのが一般的ですが、湿った用土で育てることもできます。幅広い楽しみ方ができる植物なので、ぜひ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

ホテイアオイの蔓は、編み込んで雑貨や家具の素材として用いられることもあります。素材として使われる場合は、ウォーターヒヤシンスと呼ばれます。ウォーターヒヤシンス素材の家具や雑貨は、リゾート風の雰囲気で人気がありますよ。

※トップ画像はまりりん829さん@GreenSnap

ホテイアオイの新着コラム

ホテイアオイの花言葉|花の特徴や効果、メダカとの相性は?の画像

ホテイアオイの花言葉|花の特徴や効果、メダカとの相性は?

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

ホテイアオイの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Eichhornia crassipes
別名
原産地
熱帯、亜熱帯アメリカ

ホテイアオイの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
5月 、6月
開花
7月 、8月、9月、10月

ホテイアオイの新着投稿画像

みんなのホテイアオイの育て方

いいね
14

庭で咲いたホテイアオイです🎉

今年3回目の庭で咲いたホテイアオイです🎊✨
by.みなみちゃん
いいね
71

ホテイアオイ💠[花の生涯]💠〜その1〜

ふっくら布袋さまのおなかになぞらえた『ホテイアオイ...
by.たーこ

花の種類

バラの画像

バラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
チューリップの画像

チューリップ

日当たりの良い場所で育ててください。
サクラの画像

サクラ

日本人に最も馴染みのある植物の一つです。ソメイヨシノが代表的な品種ですが、園芸品種で300以上もあり...
カーネーションの画像

カーネーション

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
ネモフィラの画像

ネモフィラ

真夏の直射日光は避けますが、日当たりのよい場所で育てます。秋まきの一年草なので越冬する必要があります...
ガーベラの画像

ガーベラ

花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白など多彩で、色によって花言葉が変わります。花形もバリエーション豊...