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多肉植物は沢山の種類を一処にあつめてオシャレに寄せ植えしたいですよね。
そうなった折植え替えが必要ですがどのような土を用いれば良いのでしょうか。ご説明いたします。
まず大原則として直前に使用していた土は使わないで捨ててください。
というのも使用済みの土は病気の菌や害虫が潜んでいる可能性が高いのです。
何種類もの観葉植物を集めるとき、直前の土を使うのであれば、
その種類分だけ多種多様な病原菌と害虫が入り込んでしまいます。
植物がダメになることも充分ありますので絶対にやめてください。必ず清潔な新しい土を使いましょう。
どの土を用いればよいかは多肉植物の構成によって異なります。
とは言え多肉は乾燥地帯の植物。基本的には水はけの良い土を好みます。
だから火山灰を乾燥させた赤玉土などを基調とします。
基本的な配合では赤玉土:軽石:くん炭=6:3:1にしたり、
赤玉土:鹿沼土(崩れにくくて水はけ、水持ちのバランスが良い土):腐葉土=3:3:4があります。
水はけをより求める多肉(サボテンなど)が多ければバーミキュライトや軽石を多めに加えましょう。
逆に水持ちを求める植物(子宝草など)を育てるならば水持ちを良くするピートモス(コケ類を固めたもの)や腐葉土を投じましょう。
一つ注意して頂きたい点があります。
それは植え替えの際土を落としすぎてはいけないということです。
これは最初に述べた「直前の土は使ってはいけない」という文言と矛盾するようですが実は重要です。
というのも根についた土は落とすにこしたことはないのですが、やり過ぎると根を傷めてしまうのです。
過敏に取ろうとするあまり根に切れ目ができてしまい、そこから病原菌が入れば本末転倒です。
くれぐれも過敏になり過ぎないようにしてください。
以上のように多肉植物の寄せ植えに関してたくさんの注意点があるのをおわかり頂けたと思います。
土の配合は少々面倒ですが、その分やり遂げた時の達成感もあります。
多肉植物への愛情も深まりますので、一度お試しください。
※トップ画像はPhoto by eruさん@GreenSnap
ELLY