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こんにちは。ライターのariです。
爽やかな紫色の花が高原を彩る「スカビオサ」は、
小さな花がギュッと集まっていて、華やかな存在感を放ちます。
でも、その美しい姿とは裏腹に、
とても悲しげな花言葉を持っている植物です。
今回は、スカビオサについてご紹介しましょう。
スカビオサは、別名「マツムシソウ」と呼ばれ、
初夏から秋にかけて長く花が楽しめる高原の植物。
鉢植えや地植えはもちろん、切り花としても流通していて、
アレンジの主役にも、脇役としても楽しまれています。
また、ドライフラワーにすれば長く飾っておくことができます。
花に顔を近づけてよ〜く見てみると、
小さな花が集まって形成されているのが分かります。
中央部分の花は筒状になっていて、
周辺部の花は外側に向かって長く伸びる花弁を持っています。
「マツムシソウ」という名前の由来には諸説ありますが、
花が散ったあとの姿が仏具の「松虫鉦」に似ているとか、
松虫が鳴く頃に咲くことから名付けられたと言われています。
こちらは花が散った後の果実。
なんだか松ぼっくりみたいで可愛いですよね。
実はスカビオサには、
「不幸な愛」や「私はすべてを失った」など、
とても悲しげな花言葉が付けられているのも特徴。
西洋においては、
紫色の花には悲しい花言葉が付けられているそう。
可憐な紫色の花を咲かせるスカビオサは、
伴侶を失った未亡人に贈るのにふさわしいとされているとか。
こんな華やかな色合いのスカビオサもあります。
青や紫、白、ピンク、赤など、花色も豊富です。
お部屋に飾ってみると、その存在感は抜群!
グリーンと一緒に、アレンジの主役にしてみましょう。
薄い紫色のスカビオサは優しげな印象。
まるでポピーのような花姿です。
こんな風に、スカビオサだけでのアレンジも素敵!
ボールの中にさまざまな花を敷き詰めて。
このアレンジは可愛いすぎる!
フォルムがまん丸なので、
ラウンド系のブーケに使うのもおすすめです。
いかがでしたか?
スカビオスは、その悲しい花言葉とは違って、
とても華やかで可愛らしい植物です。
たまには花に顔を近づけて、
じっくり観察してみましょう!
内田アリ