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多肉植物といえば、日本のみならず世界中に多くの愛好家がいる、ぷっくりとした肉づきの良いボディがかわいい植物ですよね。見た目のかわいさと管理の楽さから近年多肉ブームが起こっていて、今では園芸店ではもちろん、100均や雑貨店でも買うことができます。
ここでは、そんな多肉植物の特徴や魅力のほか、女性や初心者からも人気の種類・品種、それぞれの育て方のコツなどをまとめて詳しくご紹介しています。
多肉植物とは、南アフリカや中央アフリカ、メキシコやマダガスカルといった乾燥地帯出身の植物で、葉に水分を溜めこむことで見た目がぷっくりとした植物のことをいいます。
ぷっくりとはいっても、全体的に丸みを帯びた種類の多肉植物もあれば、トゲトゲしていてクールな印象があるものもあったり、石みたいなとても不思議な形をしているものもあり、とにかく見た目が多彩です。
多肉植物は一般的な草花と違って、葉に水分を蓄えているので、ぷっくりとした見た目が魅力です。また、種類によっては、まるでバラの花のように葉を開いていくものも多く、花に劣らない美しさが人気です。
成長がゆっくりなので、多肉植物は寄せ植えをして楽しめることでも知られています。いろんな品種を組み合わせたり、形やカラーを合わせて組み合わせることで、さまざまな作品をつくれます。
多肉植物は乾燥に強いため、基本的な水やりの回数やお手入れが少なくてすむという、育てやすさも大きな魅力の一つです。
多肉植物は丈夫な種類・品種が多く、観葉植物ほど管理が大変でないことから、室内に飾るインテリアとしても重宝されています。
多肉植物は成長がゆっくりですが、なかにはとても美しく紅葉する品種があったり、花を咲かせる品種も数多く存在します。普段は葉の肉厚感や株姿を楽しめますが、季節によって姿形の変化も楽しめるのが、多肉植物の魅力です。
多肉植物は原種だけで1万以上もの種類があり、園芸品種も含めると、その数はなんと2万種類を超えるともいわれています。
その中から、まずは多肉植物の形で分けてどんなかわいい種類があるか、ご紹介していきます。
多肉植物の中でもスタンダードかつ人気があるのが、ロゼット(地側に葉が広がる)タイプです。バラのように美しく、品種によっては肉厚な葉やトゲを持つ葉などさまざまなので、魅力もつきません。
とくにエケベリア属やハオルチア属、アガベ属、センペルビウム属に多い形です。
多肉植物の中には、愛好家たちにアニマル系と呼ばれる、繊毛をまとったモコモコ、モフモフな品種もあります。兎の耳に似た多肉植物や、小熊の手にも似た多肉植物もありますよ。
とくにグラプトペタルム属やコチレドン属、クラッスラ属に多い形です。
ぷっくりとした葉をたくさんつける、プチプチ、チマチマ系とも呼ばれる品種もあります。単体でも楽しめますが、とくに多肉植物の寄せ植えをつくるときに重宝するタイプですね。
とくにセダム属に多く、その他パキフィツム属、セネキオ属などに多い形です。
まさに多肉植物界の宝石だとうたわれることも多いのが、ストーン系のユニークな多肉植物です。透明感のあるものや、カラフルな石のような品種もあり、植物とは思えない個性的な魅力があります。
ストーン系はメセン類とも呼ばれ、とくにリトープス属、コノフィツム属に多い形です。
多肉植物を買ったら、まずは明るい日陰で管理しましょう。
本来は直射日光を避けた日当たりの良い場所におくのが基本ですが、これまで店内などの日当たりの悪い場所に置かれていた多肉植物は、いきなり日が当たると弱る可能性もあるので注意してください。
また、多肉植物を買った後はすぐに水やりせず、葉が少し萎れてきたらたっぷりと水やりするようにしましょう。
多肉植物はポット苗やカット苗、プラグ苗、抜き苗などの状態で販売されています。
底穴があり排水ができる鉢に植えられていて、株が窮屈そうでなければそのまま植え替えせずに育てて大丈夫です。
ポリポットやプラポットなどに植えられているポット苗は、できれば植え替えしたほうが良いです。また、カット苗やプラグ苗や抜き苗などは、そのままの状態だと育ちにくいので土に植える必要があります。
多肉植物を上手に育てるコツは、乾燥気味に管理することと、真夏の直射日光を避けた日当たりの良い場所に置くことです。
ほかの草花などの植物よりも、水やりは控えめに。植え替えするときの土も多肉植物専用の培養土を使いましょう。
多肉植物に決まった属はありません。葉に水分を貯める性質を持つ植物の相性です。
そもそも属とは、生物分類のカテゴリのひとつです。その上にはさらに科もあります。
例えるなら住所のようなもので、ユリ科(県)のエケベリア属(市)の桃太郎という品種(区)がある、といった考え方、使い方をします。
サボテンもじつは多肉植物の一種です。
ただし、サボテンだけでもとても種類が多いので、多肉植物とサボテンを分けています。
サボテンは基本的に鉢植えにして育てますが、なかには地植えにして庭で育てられる丈夫な品種もあります。
日本の気候にあった品種を選べば、多肉花壇も楽しめますよ。
多肉植物の寿命は種類によっても異なりますが、小さめに育つ種類なら10年前後、アロエやエケベリアの一部大型品種なら20年前後の寿命があるといわれています。
もちろん栽培環境によっても前後しますが、長年育てられる植物なので、大切に育ててみてくださいね。
多肉植物は園芸店やホームセンターの他、最近では100円ショップ、ネット通販、フリマアプリでも売られています。
ただし、多肉植物を買うときに注意したいのは、手元にくるまでどのような管理がなされていたかです。とくに店頭で購入する場合は不特定多数からの刺激を受けていたり、日照量が足りなかったり、水やりの過不足があって、状態が不安定になっていることもあります。
そのため、とくに初心者はできるだけ信頼できるお店から買うか、多肉植物ネット通販店で買うのがおすすめです。
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多肉植物は室内でも育てやすくて、かわいい見た目と魅力がつまった植物です。
いろんな楽しみ方ができて、種類もたくさんあるので、ぜひいろんな多肉植物を育ててみてくださいね。
岩隈淳樹
GreenSnap編集部