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多肉植物は冬には弱い、というイメージがありませんか。
実は彼らにも好みの季節があり、一様に冬が苦手というわけではないのです。
今回は多肉植物の中でも比較的育てやすいクラッスラから、寒さに強い3種類を冬型の特徴と合わせてご紹介します。
「冬型」のクラッスラは夏の間は休眠状態に入り、寒くなると成長していきます。
夏型のクラッスラに比べて寒さに強い品種ではありますが、寒冷地の屋外で育てても大丈夫というわけではありません。
冬型の生育適温は3℃〜20℃が目安です。基本的に日陰に置いた方が元気に育つでしょう。
また水やりは春と秋には土の表面が乾いたらたっぷりとあげ、休眠状態に入っている夏場はほとんど与えなくても大丈夫です。
冬は土と葉の状態をみて、週に1回を目安にあげるとよいでしょう。
ぷっくりとした肉厚の真っ白い葉っぱを隙間なくぎゅうぎゅうに重ねた姿をしているのが「玉稚児」です。
ぎゅっとした葉っぱをまるで塔のように上へ上へと重ねて成長します。
小型なので見た目がとても可愛らしいクラッスラです。日光に当たらないまま春を迎えると、急に日に当たることで葉焼けを起こす場合があります。
冬の間も時折日光浴をさせるとよいでしょう。
「小夜衣」はシルバーグリーンの葉をもったクラッスラです。
間近で見ると、小さな白い斑点模様が葉っぱ一面に広がっています。
葉の表面はザラッとしていて、ぷっくりととても肉厚です。
葉っぱだけ見るとボリュームがありますが、株自体は小型です。
小さな三角形の葉っぱが重なり合うように積み上がっているのが「緑塔」です。
柱上に上へと伸びていくので、まるで小さな塔がいくつもそびえ立っているように見えます。
冬型の中でも暑さに弱い方なので、高温多湿にやられないように夏場は風通しのよい日陰に置いて水やりを控えるようにします。
日光が当たらない状態が続くと葉が間のびしてしまうので、春と秋には日光浴をさせましょう。
冬でも安心のクラッスラ達には、ぷっくりとした肉厚の葉っぱを持った小型の種類が多くあります。
その独特の形状は置いてあるだけでも存在感があって魅力的です。
いろいろな種類を集めてインテリアにしても楽しいですね。
takenaka