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暑い場所に生息しているイメージの強い多肉植物ですが、実はそれぞれ好みの季節があるのを知っていますか?
今回は多肉植物の一つ、クラッスラに焦点を当て、暑さに強い夏型のクラッスラを3つ、夏型の特徴と合わせてご紹介したいと思います。
春から秋にかけて成長するクラッスラが「夏型」に分類されます。
その名の通り、夏を好む品種です。夏型は乾燥にとても強い性質を持っています。
その為、水やりはそれほどまめにあげる必要はありません。
成長期は土の表面が完全に乾いてもすぐにはやらず、2〜3日後にたっぷりとあげるようにします。
夏は湿度が高くなりますので、週に1回程度で大丈夫です。冬は休眠状態に入ります。水やりはほとんど必要ありません。
暑さに強いクラッスラの代表格は「金のなる木」です。
「花月」「成金草」などという別名を持ったこのクラッスラには様々な品種があります。
花の咲きやすい系統と咲きにくい系統のもの、また葉っぱも緑色だけのものから白やピンク色などの斑が入ったもの、そして葉っぱの形も細いものや先がくるくると巻いたものなど多種多様です。
乾燥には強い性質ですが、湿気には弱いので日なたに置いて乾燥気味に管理します。
茎と葉がほぼ一体となっていて、それが棒状にひょろりと伸びていきます。
葉っぱが尖った鱗のようになっていて小さいため、一見茎だけが成長しているように見えるクラッスラです。
日光の当たり具合によって濃い緑色になったり黄緑色になったりします。
日光が不足すると茎が間のびして垂れてしまうので、日陰では育てないようにしましょう。
「ペキュリアリス」という名前でも流通しているクラッスラで、暑さに強い品種です。
鈍い銅色の茎に小さくてぷっくりした丸い葉がとても可愛らしい姿になっています。
ほふく性があるので垂れ下がるように成長していきます。寄せ植えにも向いているクラッスラです。
暑さに強いクラッスラはそれほど世話に手間がかからないので、初心者でも育てやすいです。
しかし寒さに弱いので冬はしっかりと日に当てて水やりは控えること、また夏に強いとはいえ湿気は苦手ですので、蒸れないように風通しのよい場所に置いてやらなければなりません。
それさえ気をつけていれば、元気に育ってくれることでしょう。
※トップ画像はPhoto by れおん6000さん@GreenSnap
takenaka