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サボテンはその育成の容易さから人気が高いです。しかしその丈夫さにかまけて手入れを怠っていると取り返しの付かないことになります。
今回その注意点を重点的にお話します。
サボテンは砂漠のイメージが強いため、「水やりをしなくても育つ」あるいは「霧吹き程度で十分」なんて言われ方をします。
しかしこれは大間違い。ろくに水をあたえないで放置すると枯れてしまいます。
かと言って過剰にあげ過ぎてももちろんダメです。中の土が乾いてから、あふれるほどあげてください。
乾きをみるには竹串を刺し、湿り気があるかどうか確かめ、乾いていればあげてください。
また、これも砂漠のイメージが強いためか、日差しに強いと先入観を持たれる方がいます。それも間違い。
真夏の直射日光を浴びると日焼けしてしまいます。人間の日焼けであれば、皮膚の細胞が新しく作られ元に戻れますが、サボテンの細胞が壊れて茶色に変色すれば二度と元に戻りません。
かと言って日光が当たる時間が3時間を下回ってもダメです。そのため日当たりの良いところに置きましょう。
サボテンの土は通気性・排水性に優れたものにしてください。
サボテンは雨量の少ない乾いた土地に自生するため、体内にたっぷり水を溜め込んでいます。
そのため殆どの場合、根まで水気を含み潤っています。そんなサボテンを通気性・排水性の悪い土に植えると腐るのは必至です。
だから通気性・排水性の良い土、具体的には火山灰を乾燥させた赤玉土や、粒状の鹿沼土、固くて長持ちの日向ボラ土などを、混ぜてご使用ください。
これまで見たようにサボテンは意外と繊細な植物です。手がかかりますが、手をかければその分可愛くなるものなので、購入されてはいかがでしょうか。
徳原鉄二